うざい嫁ブロック、太陽光発電ではなんとかかわせたが…
太陽光発電にしろ株式や仮想通貨(暗号資産)への投資にしろ、転職や独立のときにしろ、しばしば大問題として立ちはだかるのが「嫁ブロック」。
嫁ブロックは確かにうざいし、対応を誤ると厄介である。
嫁ブロックの深刻さは、夫婦間で夫と妻がどういった力関係にあるか(亭主関白か、それともカカア天下か)、結婚して以降のおカネの使い方、投資での成功や失敗の経験といった様々な要因によって決まる。
筆者の場合、先の記事でも書いたような経緯で太陽光発電事業では嫁ブロックの問題をなんとかクリアすることが出来た訳だが、仮想通貨や外貨投資(FX)では恐らくまだ解決できていない。
(ちなみに現在、我が家でわずかながら保有している株式については、名義が自分であっても家内が購入した銘柄などもあり、また株主優待などでも定期的に恩恵を受けているため、我が家では問題になっていない。)
現在、筆者が高い関心を持っている仮想通貨の関連で嫁ブロック対策として我ながら結構うまいやり方じゃないかと思っているのが、違う用語を使うテクニックである。
「仮想通貨」を「ブロックチェーン」で置き換えて話すのがコツ
例えば、ある週末の午後に絶対に見逃したくない仮想通貨関連イベントが開催されるとしよう。
筆者がそのイベントに参加するとして嫁さんにそのことを予め伝えておく場合、次のように切り出すのだ:
今度の土曜日、ブロックチェーン関連のイベントで出かけるから、よろしく。
仮想通貨投資を行っている方ならばご存じかと思うが、ビットコインにしろイーサリアムにしろ、仮想通貨とブロックチェーンは表裏一体、切っても切れない関係にある。
だから、上のような言い方でカミさんに予定を伝えるのはウソではない。
一方、もしこのイベントのことを彼女に伝えるとき、
今度の土曜日、仮想通貨(あるいはビットコイン)関連のイベントで出かけるから、よろしく。
などと言おうものなら、
ハァ? 何言ってるの!?そんな変なことに投資するの、絶対止めて!!
と、彼女の怒りを買うか、夫婦喧嘩になるか、いずれにしろ順風満帆には行かないことが分かっているのだ。
理工系出身の筆者は、公私に関わらずこれまでにも様々なセミナーやテクノロジー関連イベントに足を運んでいる。
だから、お金儲けや何かヤバそうな話にはあまり聞こえない「ブロックチェーン」という技術に関連したイベントであれば、家内にとってノー・プロブレムなのである。
(ビットコインや仮想通貨という言葉は家内も知っているが、イーサリアムやブロックチェーンまで来ると彼女にとっては未知の領域。)
ただ、一つだけ筆者が注意していることがある。
「メルカリ」と「メルコイン」には要注意
それは、家内が長年使っており慣れ親しんでいるフリマアプリ「メルカリ」だ。
メルカリは言わずと知れたデファクト標準の個人間売買アプリ(プラットフォーム)であるが、そのメルカリも最近ブロックチェーンや仮想通貨の領域に急接近している。
実際、メルカリは仮想通貨事業を行うために「メルコイン」という子会社を設立している。
恐らく近い将来、メルカリが「メルペイ」でビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨に対応したり、メルコインが独自の仮想通貨(トークン)を発行したり、といった展開が予想される。
そうなってくると、上述の言い換えによる嫁ブロック対策が通じなくなる可能性があるのだ。
最近の話題で言えば、米国の大手仮想通貨取引所「FTX」破綻がテレビのニュース番組でも報じられていた。(関連記事:米FTX破綻から仮想通貨の投資家が学ぶべき教訓)
我が家でも夕食を取りながらニュースを見ていた時にこのニュースが報じられたので、筆者としては何かカミさんに話しかけてみたくなる気持ちをぐっと抑え(笑)、何食わぬ顔でそのニュースを黙って聞き流した。
仮想通貨・暗号資産での投資に関しても、太陽光発電と同様にいつか適切なタイミングで保有資産の状況や取り組みなどを詳らかにカミさんに伝える時が来るだろう。
だが、それまでは「触らぬ神に祟りなし」である。
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