Raspberry Pi+Webカメラで太陽光発電所を監視
小型ボードコンピューター「Raspberry Pi」(ラズパイ)とWebカメラを用いた太陽光発電所用の簡易遠隔監視システムの準備を開始したが、やはり中々大変である。
出来あいの製品を買って設置したり、業者にすべてお任せするのとはまったく異なり、いわばコモディティ化した部品を自分で上手く組み合わせて同じことを激安・格安でやろうとしている訳である。
それなりにLinuxのコマンドなど相当の知識が必要になるし、色々と作業が必要である。したがって、こういった作業が面倒、困難という方には、太陽光発電などの監視にraspberry piを使う方法はお奨めできない。
触ってみて初めて分かるラズパイの実際
実際にモノを入手して自分で手を動かしてやってみて初めて分かることもある。
例えば、今回入手した「Raspberry Pi Model B」(ラズパイ・モデルB)にはUSBポートが2個付いている。現地で運用する場合には、Webカメラと無線LANでそれぞれ1個ずつUSBポートを使う計算で、一応USBの数は足りる。
ところが、その設定段階では、キーボードとマウスで色々とコンピュータの設定値を変えたり、必要なプログラムをダウンロードしてインストールしたりといった作業が必要なので、それらもUSB経由で使うと、設定作業のためにはUSBポートが4個必要になるのだった(ラズパイ最新版の「Model B+」はUSBポートが4個なので、このままでOKとなるはず)。
あるいは、当初、参考にしたネットの情報に倣ってパソコンから設定を行うつもりでおり、その場合、キーボードもマウスも不要(=パソコンを使うため)で、ネットワークさえ使えればOKと思っていた。
ところが、今あるWindowsのノートPCからラズパイにログインを試みても、それができなかった(まだ原因は不明)ので、とにかく作業を先に進めるべく直接ラズパイを操作するために結局キーボードとマウスを使うことにしたり…といった具合である。
こういった所になかなか気が付かなかったため、作業をやりながら足りないモノに気が付いた都度、記憶媒体のSDHCやUSBキーボードを買いに行ったりした。
そんなワケで、本日中にWebカメラを接続して動作確認まで行うつもりでいたが、そこまでは辿り着けず、ラズパイ本体の動作確認と基本的な設定まででこの週末は終わりとなった。
明日は仕事の後にUSBハブを買って帰り、Webカメラと無線LANの設定、さらにそれらを踏まえての動作確認に入る予定である。
なんとか今週中にネット経由の監視カメラシステムとして使えるレベルでの検証を終えられると良いのだが、一体どうなることやら…
(続く)
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