確定申告、いつまでに済ませる? 個人と法人で2年目のワイの場合

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個人と法人の両方で確定申告

確定申告のシーズンが今年もやってきた。

筆者の場合、副業による個人事業者としてサラリーマン時代から確定申告が必要な人になってもう10年(10回)以上経っている。

一昨年には法人も設立しているので、そちらでも確定申告を行うことが必要となった。

法人の方の確定申告は、筆者ではさすがに手にあまり対処しきれないので、初年度の決算から税理士(税理士法人)さんにお願いしている。

税理士に依頼すると当然そのための費用が発生するのだが、法人の必要経費ではあるし、「決算やるから、書類送って下さい」と連絡をもらうと、「あ~、今年も確定申告やんなきゃな~」とスイッチを入れざるを得なくなり、いわば確定申告の準備を促してくれるという意味もある。

まだ税理士さんとのやり取りでは筆者側に不慣れなところもあって、「決算」という用語で連絡をもらってもピンと来なかったりするのだが、法人の場合は会社として予算や決算というものがあり、本来それらをすべてきちっとやらなければならない。

決算をまとめると、黒字なら利益が出てその利益から税金を払う必要があるし、赤字なら、税金はゼロ円として税務署に申告する。

筆者が依頼している税理士事務所では、税理士側で税務署への申告までやってくれる。

個人事業に毛の生えたレベルの中小企業や零細な会社だと、予算や決算までなかなか手が回らない部分もあるワケだが、決算と確定申告はセットで会社として必要なことなので税理士さんにお任せし、自分では個人事業の分の確定申告をDIYで頑張ってやろうかなという感じだ。

ちなみに、会社員(サラリーマン)でも自宅の屋根上に太陽光発電システムを設置して売電して収益が発生していれば、確定申告をする必要はある。

出力10kW未満(太陽光の売電による年間の所得金額が20万円未満)なら、雑所得として、所得金額が20万円以上なら事業所得として申告することになる。

雑所得の場合、事業所得の申告より簡単で、スマホやe-Tax等でも確定申告が可能なようだ(筆者はやったことがないが)。

いずれにしても、確定申告が必要な人は、副業や投資(株式やFX等)による所得が20万円未満なら雑所得として、20万円以上の場合は事業所得(=事業収入―必要経費)として処理しなければならない。

ということで、本日さきほど法人の決算と確定申告のための書類をまとめて税理士さんに送り、法人の方は一区切りついた。

あとは、法人決算の方で付随的に必要なデータなどを追加で送りつつ、個人事業の方の確定申告・青色申告を3月15日の申告期限までにまとめて税務署に提出する作業を行う。

実は昨年度の個人事業の確定申告については、発電所の名義変更等の絡みもあり、追加費用をお支払いして同じ税理士事務所にお願いしていた。

領収書などをバーンと送って、おカネさえ払えば面倒な記帳作業や仕訳作業をプロの税理士さんが全部やってくれるのは本当に楽である。

ただ、筆者の場合はセミリタイア生活ということで時間の余裕はあるし、個人事業の方のこういった経理や決算の作業を自分で行うことで、経費の把握とか売電状況の確認といったことも同時に行うことができるので、今年は自分でやること(DIY)にした。

ちなみに今年度の分、つまり来年行う令和5年度の分の確定申告については、発電所の名義変更によってまた法人と個人の両方で税理士法人さんにお願いする予定。

個人の確定申告ではふるさと納税による寄付金の控除も

個人事業主としての確定申告では、経費計上などで法人よりも制限が多い訳だが、その反面「ふるさと納税」の活用といったことも可能で、やりようによっては節税もそれなりにできる。

ふるさと納税で自治体への寄付を今年はいくら位までできるのかといった見極めができるのも、確定申告を自分で行うメリットと思う。

ご参考までに、以下は2022年度に筆者が行ったふるさと納税の一覧(一部):

自治体
返礼品

岩手県 陸前高田市
紅ずわいがに(フレーク)缶詰(160g)×5缶セット

大分県 杵築市
希少部位4種焼肉セット400g【匠牧場】おおいた和牛

福岡県 田川市
福岡県田川市産 あまおう いちご(苺)280g×4パック

北海道 根室市
焼きほぐし鮭10瓶

岡山県 津山市
作州津山ビール 宇宙ラベルシリーズ12本入り

マネーフォワード「クラウド確定申告」と国税庁の確定申告書等作成コーナーを使用

筆者の場合、青色申告決算書の作成まではマネーフォワードの「クラウド確定申告」を使い、税務署に提出する確定申告書の作成を国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で行っている。

マネーフォワードを使うメリットの一つは、銀行口座やクレジットカードとクラウド確定申告をデータ連携させることで、仕訳をワンクリックで簡単に入力できることだ(ただし、勘定科目等の確認は必要だし、仕訳によっては、取引日や勘定科目を手作業で修正する必要もある)。

マネーフォワード クラウド確定申告のデータ連携画面

マネーフォワード クラウド確定申告のデータ連携画面。ワンクリックで仕訳入力ができる

なので、事業経費の支払いでは現金払いをなるべく避け、口座振替やクレジットカード決済を行うようにすることで仕訳入力を効率化することができる。

マネーフォワードによると、「クラウド確定申告」でも確定申告書の作成は一応できるようだ。

だが、一部項目の入力などが出来なかったりで、国税庁の確定申告書等作成コーナーを使わざるを得なかったという経緯があり、それ以降ずっとこのような流れで個人事業主の方の確定申告を行っている。

国税庁・確定申告作成コーナー
なお、筆者の場合、個人事業主として税務署に届出を行って以降、還付や控除などの特典があることから、ずっと青色申告で決算書を作成、提出しており、白色申告を行ったことがない。

確定申告の作業という点では、白色申告の方が簡単でラクだろうと思うが、やはり多少の労力を惜しんで結構な額を損するより、きちんと青色申告で決算書を作成して支払う税金の額を少しでも少なくしたい(青色申告なら控除額65万円)と当初から考えていたためである。

この辺り、多少税額が増えても誤差の範囲内、それよりも確定申告をサクッと簡単に済ませたいという方であれば、控除額10万円だが税務署への届出も不要な白色申告で十分かもしれない。

確定申告のまとめ:日頃から領収書や仕訳を整理しておくのが大切

という訳で、確定申告について色々と書き連ねてみたのだが、未だに反省点もある。

クラウド会計を導入したりとか進歩もそれなりに無くはないものの、整理や片づけが苦手な筆者のこと、10回以上確定申告をやっても、まだ3月15日の期限ギリギリになって、領収書の整理や仕訳入力といった作業に追われるという進め方から卒業できていない。

この辺り、例えば、領収書は月ごとにフォルダを決めてまとめて整理しておくとか、仕訳も毎月少しずつ入力、毎月が無理でも2ヵ月か3ヵ月(四半期)に一度仕訳入力を行っておくなどきちんと習慣づけておけば、3月ギリギリになって慌てたり焦ったりしなくて済むのに、という訳だ。

小学生が8月31日の直前になって慌てて夏休みの宿題を始めるのと同じで、本当に3月15日直前のギリギリまでやらないという悪癖がなかなか抜けないからだ(汗)。

もっとも今現在は一月末で、3/15の期限まで1カ月半ほどあり、何かと五月蠅い家内にも今年はまだ

確定申告、やらないの?

と言われていない。

彼女に言われる前に始め、もしも可能であれば2月中で個人事業の方の確定申告を終わらせ、家内にも鼻高々でワイの良い所を見せつけたいものである。

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