移住も嫁ブロックで実現できていない現状
セミリタイアを実現し移住したいと思ってもう相当経つが、まだ実現できていない。
なぜ移住出来ないかと言う理由は、早い話が「嫁ブロック」である。
家内は派遣社員として都内で仕事をしているのだが、今の家内の勤め先のような条件が良い仕事や職場が移住先の地方には無い、だから移住なんてしたくないということなのだ。
(ちなみに、家内が派遣でも仕事を続けることにこだわる理由は、将来への不安である。
特に就職氷河期で辛酸を舐めた経験がある家内にとって、セミリタイアなどという選択肢は無いのだろう。
仕事や収入などをシビアに見る癖が染みついているようで、その辺りの感覚や考え方は筆者とはかなり異なるように思われる。)
以前の経験からは、もし米国とか豪州のような海外への移住であれば賛成する可能性があることも分かっている。
しかし、年齢的なことや双方の仕事、新型コロナウイルスの感染状況などを考えると、現時点で海外への移住が実現できるかといえば、極めて厳しい。
国内での移住なら条件をいくつかクリアできる訳だが、結局は家内がテコでも動かない以上、やはり実現が困難な現状に変わりは無い。
もちろん、家内の考え方や仕事に変化があれば、移住に漕ぎ着けることができるかもしれないのだが、それがいつになるかは神のみぞ知るという感じだ。
食糧危機が我が家の国内移住を後押しするかも
現時点で取り得る選択肢は、「鳴くまで待とうホトトギス」戦略か、「鳴かせてみせようホトトギス」戦略の二つか。
特に、一足飛びに移住というのが現実解として実現の可能性が低いとしても、セミリタイアした筆者がなし崩し的に「二地点居住」に踏み切るという手はあるかもしれない。
太陽光発電も2基目以降はコッソリやっていて、結果的にはなし崩しでうまく行ったという経緯があるのでw、移住の方もやはりそういったやり方で進めるしか無さそうな気はする。
それに、最近になって食糧事情などの面で不安が増しているということも、もしかしたら地方への移住を後押しする可能性が出てくるのではと考えている。
例えば、最近サンマが取れなくなってきたとか、鳥インフルエンザが猛威を振るっていて養鶏場で何千万羽もの鶏を殺処分したとか、そういった話を耳にする機会が多くなっているからだ。
現状、まだ日々の食料品が手に入らなくなるといった事態にまではなっていないが、最近になって毎日のように食品類の値上げが続いているし、今後もずっと食料の不安が絶対にないという保証など無いように思う。
これまでにも、オイルショックの時にトイレットペーパーがスーパーマーケットの店頭から消えたといったことがあったし、新型コロナウイルス感染拡大の初期にもマスクが品薄になって入手困難だったのが記憶に新しい。
日本ではまだそれほど問題化していないものの、海外、たとえばアフリカでは現実問題として深刻な状況になっているようだ。
さらには、こんな予測も…
いや、こんなことが実際に起きるなどとは筆者も思いたくない。
だが、いま我々の身の回りで起こっている新型コロナの状況を見れば、食糧危機だって来年くらいに、いや下手をすれば今年中に深刻な事態に絶対にならないとは言えないように思う。
(ちなみに、新型コロナもそうだったが、予測と実際の発生との間には時期的なブレが生じることはあるようだ。)
サバイバルの手段としての地方移住と自給自足
そうすると、生きるため、食べるためにどうするかを真剣に考えたとき、地方に移住して畑か家庭菜園でも作って野菜を育てたり、近くの海に行って魚を釣ったりして自給自足もすることで凌ぐという選択肢を取らざるを得なくなるのではないか。
いずれにしろ、都会の団地住まいではサバイバルには限界があり、中長期的には困難だと個人的には思っている。
本当にそのような事態になれば、家内が東京に見切りをつけて西日本への移住という選択肢を真剣に考えてくれる可能性はあるだろう。
とはいえ、現段階ではまだそこまでは考えていないだろうし、まだ筆者のいうことを真面目に聞く耳を持っていないので、とりあえず準備を少しずつ始めようとは考えている。
手始めに、太陽光発電所の余ったスペースを利用してシイタケか何かの栽培を始めてみたい。
ホダ木や種駒はホームセンターやネット通販で手に入る。
次に岡山の発電所を訪れる際にでも、とり急ぎやってみようと思う。
住み家となる空き家も時間を作って探してみたいところだ。
コメント
BFさんも地方移住希望でしたか?
EGもコロナ禍絡みで一昨年安い別荘を購入して、都心から鹿嶋に疎開し二拠点生活を始めました。
疎開といっても事務所も住民票も都心にあるので、長期出張という扱いで経理処理はしています。
発電所のデッドスペースを利用して一昨年は各種果物の苗木を植えて野菜を色々、去年は小麦と大豆を作りました。
農業は土づくりからといわれるように中々難しいですが、結構楽しいです。
もともとが荒地なので肥料分が少なくて大豆はあまりうまくいきませんでしたが、小麦は作りすぎて脱穀が追い付かずに半分以上虫にやられてしまいました。
ウクライナ問題で肥料危機がさらに深刻化しそうなので、化学肥料を多量に使う近代農業はそもそもやる気がないので、虫や雑草と仲良くしながら自然農志向でこれからも進むつもりです。
イチゴも昨年挑戦して2株から100株以上に増えたので、今年は500株以上を目指してます。春の収穫が楽しみです。
今はイチゴ用のビニールハウスを建設中で廃材を組み立てて試行錯誤の真っ最中。
イチゴ農家は暖房で温めたり夜でも照明をつけたりして育成したイチゴを1月ころから出荷してますが、燃料代や電気代が今まで以上に高騰したらと思い、太陽光発電を利用して暖房も照明もやってみようと考えてます。
そして今年から新たに挑戦するのは魚を育てながら植物を育てるアクアポニックスです。
太陽光発電所の建設も10年ですべて終わったので、これから10年は余った土地やパネルの下に池を作って魚を養殖しながら農作物を育てていく計画です。
アクアポニックスなら魚の餌を確保すれば、肥料がなくても農作物の収量がかなりあげられるそうです。
東日本大震災でエネルギーの危機を感じて太陽光発電を始め、コロナ禍&ロシア・ウクライナ戦争で食糧危機を感じてアクアポニックスを始めるといったところでしょうか。
これからの10年が楽しみです。
EGさま、
コメントありがとうございます。
>BFさんも地方移住希望でしたか?
はい、そうなんです。
最初に太陽光発電所を作ったのも岡山で、元々西日本にJターンみたいな感じで移住したい気持ちが強かったので、そのようにしていた訳です。
ただ残念ながら、本文にも書いた通り家内が東京暮らしに慣れてからは岡山や広島だと自分の就ける仕事が無いから、と移住に極めて後ろ向きなので、今の所すぐに実現できそうにはありません…
>… 去年は小麦と大豆を作りました。
あ~、そう言えば、EGさんに工事をお願いした発電所の隣に作られた発電所の道路側の空いてるスペースで種撒いて育ててたのは確か小麦と聞いてたような…? あれは無事に収穫まで出来たということでしょうか。
虫にやられたというのは残念でしたね。でも、虫が付くということは無農薬ということで、人間が食べるのも健康的でよさげですね。
自然農志向、素晴らしい取り組みだと思います。
>燃料代や電気代が今まで以上に高騰したらと思い、太陽光発電を利用して暖房も照明もやってみようと考えてます。
これ、正解ですね! ロシアのウクライナ侵攻などで化石燃料や電気代の高騰が当分続きそうですから、農業でも太陽光や太陽熱など再エネを活用するのが最善手だと私も思います。
>そして今年から新たに挑戦するのは魚を育てながら植物を育てるアクアポニックスです。
アクアポニックスというのは、初めて聞きました。
いろいろと新しいこと、素晴らしい事に挑戦し続けるEGさんの姿勢は、凄いですね~
私もセミリタイアで暇を持て余すだけじゃなく、EGさんを見習って新しい事への挑戦をしなければ…と思いました。
EGさま、
コメントありがとうございます。
>BFさんも地方移住希望でしたか?
はい、そうなんです。
最初に太陽光発電所を作ったのも岡山で、元々西日本にJターンみたいな感じで移住したい気持ちが強かったので、そのようにしていた訳です。
ただ残念ながら、本文にも書いた通り家内が東京暮らしに慣れてからは岡山や広島だと自分の就ける仕事が無いから、と移住に極めて後ろ向きなので、今の所すぐに実現できそうにはありません…
>… 去年は小麦と大豆を作りました。
あ~、そう言えば、EGさんに工事をお願いした発電所の隣に作られた発電所の道路側の空いてるスペースで種撒いて育ててたのは確か小麦と聞いてたような…? あれは無事に収穫まで出来たということでしょうか。
虫にやられたというのは残念でしたね。でも、虫が付くということは無農薬ということで、人間が食べるのも健康的でよさげですね。
自然農志向、素晴らしい取り組みだと思います。
>燃料代や電気代が今まで以上に高騰したらと思い、太陽光発電を利用して暖房も照明もやってみようと考えてます。
これ、正解ですね! ロシアのウクライナ侵攻などで化石燃料や電気代の高騰が当分続きそうですから、農業でも太陽光や太陽熱など再エネを活用するのが最善手だと私も思います。
>そして今年から新たに挑戦するのは魚を育てながら植物を育てるアクアポニックスです。
アクアポニックスというのは、初めて聞きました。
いろいろと新しいこと、素晴らしい事に挑戦し続けるEGさんの姿勢は、凄いですね~
私もセミリタイアで暇を持て余すだけじゃなく、EGさんを見習って新しい事への挑戦をしなければ…と思いました。