オフグリッドは難しい…
雨や曇りといった天候不順がここのところ続いているため、太陽光発電所のオフグリッド電源が軒並みバッテリー切れを起こしてダウンしてしまった。
当方が運用している太陽光発電所では7ヵ所のうち、5ヵ所で遠隔監視システム等の電源として太陽光オフグリッドのシステムを組んでいる。
そのうち、タイマーで夜間に電源をオフにしている6号基を除く全4ヵ所でオフグリッドの蓄電池(バッテリー)が電気を使いきって電源が落ちてしまったのである。
実はこれまでにも、こういった状況を経験したことはある。
なので、遠隔監視システムの消費電力が特に大きめだった6号基では、バッテリー切れ対策としてスマートプラグを導入し、オフグリッドのソーラーパネルがまったく発電しない夜間にスマートプラグのタイマー設定で電源を落とすという苦肉の策を講じている。
6号基ではその苦肉の策で夜間に遠隔監視システムにアクセスできないというデメリットはあるものの、なんとかバッテリー切れを起こさずに上手く運用できている。
ということで、とりあえず現在オフグリッドでバッテリー切れを起こしている4ヵ所でも6号基と同様にスマートプラグを導入する方向で取り合えず対処したい。
まぁ筆者のオフグリッドのバッテリー切れの話はさておいて、電気代の値上げラッシュはいよいよ大変なことになってきた感じだ。
電力大手各社が電気料金の値上げを申請
つい一昨日、電気代の高騰についての記事を書いたばかりなのだが、今日のニュースを見ると北陸電力は来年4月からなんと45%の値上げを行う方向で経産省に申請したというから、これにはさすがに驚いた。
ちなみに、これまでに経産省に値上げを申請した電力大手とその値上げ幅は以下の通り:
四国電力 28.08%
中国電力 31.33%
東北電力 32.94%
沖縄電力 39.3%
北陸電力 45.84%
もちろん、筆者のように現在新電力の事業者と電気の契約をしている方には、これらの電力大手の値上げの話は直接関係ない訳だが、現状まだ電気の契約を新電力に切り替えている人の方が少数派だろう。
ということで、実際のところは多くの消費者が電気代値上げの影響を受けることになると思われる。(オール電化住宅で暮らしてる人なんて、電気代がマジで大変なことになってるに違いないが、大丈夫なんだろうか。。。)
それに従来の電力大手であれ、新電力であれ、消費者に届ける電気の大半は化石燃料を燃やして作っていることに変わりは無い(少なくとも現段階では)。
したがって、電源の内訳に多少の差はあったとしても、自宅の電気を完全にオフグリッドで賄ってでもいない限り、今年から来年にかけて実施される電気の値上げから逃れられないだろう。
とここまで書いたところで、完全なオフグリッド生活を実践している方が一人いることを思い出した。
ちなみにこのブログでも以前に記事でご紹介させて頂いたことがある岡山の田中優さん宅は、完全なオフグリッドのはずなので、中国電力の値上げにも一切影響を受けないはずだ。
恐らく、田中優さんご自身も
ウチは完全なオフグリッドだから、電力会社がいくら値上げしたって全然大丈夫だよ。良かった~
なんて思ってることだろう。
本当に羨ましい限りである。
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