米Google(グーグル)が米国の一部地域で提供している、建物の屋根上の太陽光発電システムの発電量見積りサービス「プロジェクト・サンルーフ(Project Sunroof)」が全米9州の20カ所に拡大された。
今回プロジェクト・サンルーフが利用可能となった州は、以下の通り:
- アリゾナ(AZ)
- カリフォルニア(CA)
- コロラド(CO)
- コネチカット(CT)
- マサチューセッツ(MA)
- ネバダ(NV)
- ニュージャージー(NJ)
- ニューヨーク(NY)
- ノースカロライナ(NC)
実際、同サイトにアクセスしてみると、確かにこれまでは対応していなかった都市や地域でも太陽光の発電量を見積もることが可能となっていた。以下の発電量見積りは、筆者が馴染のあったある場所の例:
ここ(カリフォルニア州、ロサンゼルス近郊のとある場所)では、太陽光パネルを43,749平方フィート、つまり約4060㎡の面積の屋根に設置すると、20年間のリースで7000ドル節約できる、という結果が示されている。
プロジェクト・サンルーフが日本でも提供されるかも?
ところで、グーグルのプロジェクト・サンルーフが新しくなったのは米国でのカバー範囲が拡大されただけではなさそうだ。アクセスしてみると、サイトには図のように記されている:
この文言(図の赤枠内)の英語を日本語に訳せば「当社はお客様の国ではまだサービスを提供していませんが、現在準備中です!」くらいだろうか。
なんと、米国だけではなく他の国でもプロジェクト・サンルーフが提供されそうなのだ。これは楽しみである。
同種のウェブサービスとしては、東京都が提供している「東京ソーラー屋根台帳」があるが、もちろんこれは東京都内でしか使えない。また、設置できる太陽光発電システムの大きさ(kW数)や削減できるCO2の量などは提示されるが、よりメリットの分かり易い金額は出ないため、それは別途計算する必要がある。
グーグルのプロジェクト・サンルーフなら、発電量とそれによって節約できる電気代の額が出てくるので、いちいち計算しなくて済むため便利だし、しかもグーグルなら都内だけじゃなく全国のデータを出してくれそうだ(何しろ、ストリートマップのような代物まで作る実力を持った会社である…)。
ということで、筆者の興味度をグーグルに知らせるとともに、日本でプロジェクト・サンルーフが提供されるのであれば、早く知りたいと思い、更新情報を入手できるよう、登録を行っておいた。
果報を寝て待つことにしよう。いや、寝てるヒマなんてないか。
確定申告の準備とか、そろそろやらないとマズイな…
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