防草シートも高機能化へ

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今朝の記事「発電所の雑草対策が急務に…」に関連して読者の蛇野さまより、次のようなコメントを頂いた:

防草シートですが、白いものにして見てはどうでしょうか?
反射光により発電量がアップするかもしれません。

確かに、値段が同じであれば、黒よりも白の方が太陽光の反射率が高いので、防草シートに当たった太陽光がうまく太陽光発電パネルのアレイの方に反射してくれれば、雪国のソーラーなどの雪面の反射と同じ様な効果で発電量のアップが期待できそうだ。

あと最近の事例で興味深い防草シートは、プラスチックフィルムにアモルファスシリコンを組み込んで太陽電池としたもの。

つまり、雑草を防ぐための防草シートそのものが太陽光発電を行うのである:

防草発電シート 日本植生:植生マット・植生シート・のり面緑化

(ちなみに、この日本植生という会社は、岡山県津山市に本社がある。)
【2020/7/31追記】現在、日本植生では防草発電シートを扱っておらず、コアテック(岡山県総社市)という会社に問い合わせをとの記載あり)

太陽光発電防草シートの電力を系統連系できるのかは微妙だが、筆者の場合は1号基でも余った土地に小さ目の出力で蓄電池付きのオフグリッド・太陽光発電システムを設置して遠隔監視などの電力を賄いたいと考えている。

なので、太陽光発電機能付き防草シートにももちろん興味がある。
あとは、費用対効果で入れる価値があるかどうかだろう。

ただ、防草シートもそれなりの費用や手間暇をかけて施工・設置するものなので、どうせ導入するのなら、ただ雑草が生い茂るのを防止・抑制するというだけでなく、発電量の増加や費用対効果の向上に結び付くものを使いたいのは確かだ。

要するに、一石二鳥、一挙両得ということ。

考え方としては、熱と電気を同時に使うコージェネレーション(熱電併給)とか、太陽光発電と農業を両立させるソーラーシェアリングなどと同じとも言える。

1号基では、フェンスや防草シートなどの施工が後手後手に回ってしまったため、時間優先であまり他のことを考える余裕が無いのだが、2号基では是非、こういった反射光効果のあるものや、太陽電池入り防草シートなどを試してみたいと考えている。

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