買う電気から創る電気へ(3)

技術
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先の投稿で、日本の閉鎖的で時代遅れな電力業界と対比して自由化が進み消費者がどこの会社から電気を買うかを選ぶことが出来る米国の状況について触れた。

その米国には、グリッドパリティの行く末を大胆に予想する人もいる。

SolarTrillions-coverトニー・セバ(Tony Seba、英語だと多分、セバというよりシーバという読みに近いのでは無いかと思うが)氏はそんな予想をし、太陽光エネルギーの明るい未来ビジョンを語る論客の一人だ。

筆者も彼の事はネットで色々と探していて、つい最近知ったのだが、太陽光発電のそんな未来について彼が著した本 “Solar Trillions” は、なんとネット上で日本語版が無料公開されている:

ソーラー 無限のチャンス!

ネット上で電子ファイルを読むのが好きでない方は、書店で買うなり、図書館にあれば借りるなりしても良いが、いずれにしてもこの本は太陽光発電ファンであれば是非読んでおきたいところだ。

筆者もまだ全部は読んでいないのだが、要するにグリッドパリティが実現すると、既存の電力事業者、特に高価な化石燃料を燃やして電気を作る発電所はすべて淘汰されてしまうというのだ。

もう一つ、太陽光発電を含めた安価な再生可能エネルギー発電が普及することで、電気自動車(EV)の時代が来ると。これによって、化石燃料と内燃機関ベースの自動車産業も淘汰されるとセバ氏は予測する。

現時点では、やや荒唐無稽な感があるし、大方の人が「このガイジン、何を言ってるんだろう?」と思うかもしれないが、誕生後100年経って変革の時を迎えた電力業界と自動車業界が現在置かれている状況を考えると、あと10年後には彼の言っていることがいずれも実現していないとは必ずしも言えないのではないかと思う。(続く)

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