最近、仕事で下の写真のようなウェアラブル端末などの調査を行うことになった。
この分野、スマホやタブレットの次に成長するとして産業界では期待が大きいのだ。
筆者としては太陽光発電や電気自動車といった環境技術の方をもっとやりたいのだが、上からの言いつけとあっては断れないのが宮仕えの辛さ。
しかし、転んでもタダでは起きない根性とでも言おうか、ウエアラブル端末と太陽光発電の接点を調べていたら、早速興味深い情報を見つけたので以下ご紹介しよう。
まずは、次のYouTube動画(5分半、音声は英語)をご覧頂きたい。
(最初の部分は英語での説明のみなので、飛ばして1分位から見てもOK)
“Solar Energy Firm Adopts Google Glass and Writes First App”
http://youtu.be/X5GrtgTu26Y
要は太陽光発電の現場で働く人がGoogle Glassを装着することで、いろいろと仕事に使えて便利で効率が良くなる、ということである。
英語のナレーションだと分からないと思われるので補足すると、例えばソーラーパネルやパワコンを設置してある現場で動画や写真を撮ったり、それらの動画や写真を携帯電話網を通じてオフィスに送信して直ちに共有したり、あるいはオフィスにいる人から顧客や製品の情報をそのまま入手して仕事に役立てたり、などなど。
もちろん各々のタスク自体は別に既存のデジカメやビデオカメラ、スマートフォン等を使ってもこなせることである。
Google Glassのようなウェアラブル端末を使うことの利点は、音声の命令によってほぼ完全に手放しでそれらの機器と同様のタスク・作業を行うことが可能なことだ。
上記の動画でも、太陽光発電の施工業者の現場のスタッフ(薄黄色のシャツを着ていてGoogle Glassを装着した男性)が、”OK Glass, answer call.” (1:50位~)とハンズフリーで電話に出たり、”OK Glass, record video.” (2:15位~)と動画を撮影したりする様子が描かれている。
また、新製品のパワコンの設定を行う必要があるのに、マニュアルを忘れてしまったといった場合にも、ネットにそのマニュアルをアップロードしてあれば、Google Glassで閲覧しながら、設定やメンテナンスを行うことが出来たり、ということである。
ご覧の通り、現時点では太陽光発電の施工業者さんがGoogle Glassを導入するとこんなメリットがあるよ、という話だが、我々のような発電業者でも例えば発電所用地の下見などでスマホではなくウェアラブル端末を使うようになるのもそれほど遠い日のことでは無いかもしれない。
なお、産業用太陽光発電など野立てだとあまり問題は無いが、住宅用ソーラーパネルを屋根に設置する場合などは、Google GlassでYouTube動画などを鑑賞していて注意力が散漫になり屋根から落ちた、なんてことになると洒落にならないので要注意だww。
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