先ほど、やっと昨年(平成25年)分の確定申告の書類作成が片付いた。
後は、印刷して捺印をし、必要な書類を添付して税務署に提出するだけである。
一応ここのところ毎年やっている事なので面倒くさい事とは言え、それなりに慣れてはきた。国税庁のウェッブサイトも良く出来ているので、画面の指示通りに数字を埋めて行けば、一応税務には素人の筆者でも申告書類が出来上がるのだ。
とは言え、昨年後半から太陽光発電事業の準備に取り掛かり、用地である不動産の取得などに伴って、確定申告で記載すべき項目もあったので、そういったものは逐一調べなければならないのが今年は少々大変だった。
例えば、「登録免許税」という不動産の取得で支払うことになる税金がある。
こういったものは、不動産の売買を行わない限り発生せず、日頃はあまり馴染みがない。(不動産業の方なら、当然熟知しているのだろうが)
なので、その税金が事業の経費として損金算入が認められるのかどうかをネットで調べてから、申告書に記入するのである。(これは事業経費の損金として認められるとネットで分かったので、租税の項目の所に記入した。)
という訳で、ともかく明日半日の休暇を取得し、最寄りの税務署に確定申告書類を持参する。
と同時に、グリーン投資減税の適用のために必須条件である青色申告の申請書を提出する。どちらも明日が期限で郵送している暇がないため、筆者自ら税務署に赴くわけである。
この青色申告の申請書というのもまた、「青色申告童貞」の筆者には分からない項目が何個かあるのだ。
例えば、簿記方式。
基本的には複式簿記となる訳だが、一応選択肢があり、複式簿記か簡易簿記かが選べるようになっている。ただ、申請書の説明を読むと、簡易簿記が選べるのは前々年分の所得金額が300万円以下の人に限られるらしい。
また、「備付帳簿名」と言う項目では、青色申告のために備え付ける帳簿名を○で囲めとある。
選択肢には、以下の帳簿が並んでいるのだが、一体どれを選べばよいやら…
- 現金出納帳
- 売掛帳
- 買掛帳
- 経費帳
- 固定資産台帳
- 預金出納帳
- 手形記入帳
- 債権債務記入帳
- 総勘定元帳
- 仕訳帳
- 入金伝票
- 出金伝票
- 振替伝票
- 現金式簡易帳簿
- その他
と、ここまで書いていて、大学院の経営学で勉強中に少しかじった財務会計(financial accounting)の勘定のことを思い出した。
全部○しなきゃならないのか、最低限これとこれを出しなさい、というのがあるのか、または筆者の業種業態によって提出すべき帳簿が決まるのか、明日税務署で担当の職員の方に聞いてみようと思っている。
もっとも、明日の税務署は確定申告の提出で大混雑が予想されるので、これを出すのも一仕事かもしれない。(なので、半日有給休暇を取ったということもあるのだが…)
コメント
すいません。私事ですが、去年10月から太陽光発電始めたのですが、税務署に聞きにいくと、仕事をしていることをいうと青色申告ではなく白色申告と言われたため、そのまま何もせず、今まできてしまいました。税務署では無料記帳もしてなく、協力的ではありません。近くに相談する人もなく、良ければ教えていただければたすかります。
結局、青色申告で必要な最低限の帳簿は何だったのでしょうか?
教えて下さい。よろしくお願いします。
ktodaさま、
まず確認ですが、産業用太陽光発電(10kW以上)で間違いないでしょうか。
10kW未満ですと一般に余剰買取で売電収益も雑所得の扱いとなるのが普通なので、貴女がお勤めということから白色申告、という判断を税務署がしたものと思います。
50kW以上の産業用であれば、一定の条件を満たす限り、個人の副業でも事業所得として申告が可能であり、この場合は青色申告と白色のいずれかを選ぶことができます。
当然、当方と同様にグリーン投資減税を適用されたいために青色で申告されたいのだと思います。必要な書類は、事業所得の収支決算書、それを含めた青色申告書となります。お勤めであれば、勤務先からもらう源泉徴収票も添付する必要があります。
ざっくりとは、以上です。この辺、当ブログでもそれなりに記事として書いてますので、「節税・減税」カテゴリーの他の確定申告・青色申告に関する記事もまだであればお読みになってみて下さい。
当方ブログにまだ答が無いようであれば、またご質問をコメントかコンタクトフォームにて頂ければ、分かる範囲でお答えします。
(念のため、お名前を匿名に近い表記と変えさせて頂きました。実名での表記の方がよろしければ、そのようにご投稿下さい。)