税務署の「会計ソフトによる青色申告の記帳指導」を受けてみた(1)

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本日の午後、税務署による「会計ソフトによる青色申告の記帳指導」に参加した。

税務署といっても、指導を実際に行うのは地元の青色申告会という税理士の組織の方(多分、税理士)で、税務署からの受託業務としてこの指導を我々のような希望者に行ってくれるというもの。

(関連記事: 会計ソフトによる青色申告の記帳指導【予約編】

最初の挨拶や前振りの際に、次回の日程(候補日)のリストも配布されたのだが、初回を受講しない人には2回目の日程は教えてはいけないと税務署から言われているので…と良く分からない理由を述べつつ申し訳なさそうに説明してくれたのが少し可笑しかった。

予約までの段階では、本日は会計ソフト(「弥生会計」)のインストールなど、準備段階で実際の経理会計データの入力までは行わないのかと思っていたのだが、実際にはそのような説明は行われず、早速仕分けデータの入力なども行った。

「なーんだ、結構まともじゃん…」等と思いつつ、2時間の予定時間は意外に速く過ぎていき、弥生会計によるハンズオンとも併せ結構役に立ちそうなセミナーだったと感じた。
(実際の指導時間は20分ほど早く終わったが、この内容ならまぁ許容範囲)

資料も以下のように色々と多くあり、無料の指導にしては至れり尽くせりというか、申し分ないものだった。

  1. 所得税のしくみ/記帳や帳簿等保存・青色申告(税務署の標準的なチラシ)
  2. 消費税のしくみ(税務署の標準的なチラシ)
  3. 導入講義 (地元の青色申告会が作成したPowerPoint資料)
  4. 青色申告者のためのやさしい複式簿記 ~記帳・決算編~ (全国青色申告会総連合・編)
  5. 弥生会計14 青色申告決算書作成コーステキスト
  6. 弥生会計14 体験版CD-ROM【青色申告決学習用→来年3月末まで無料で使用可】

 
これだけの内容のすべてを説明するには、2時間では当然足りない。

ということで、本日は基本的な操作や仕分けデータ入力の仕方などを指導してくれ、次の2回目で減価償却や家事按分などの入力などを教えてくれるとのことだった。

太陽光発電の事業者としては、減価償却はきちんと計上しなければならないし、青色申告を行う目的である、グリーン投資減税のメリットを享受するためにも、次回と3回目(最終回)までしっかりと受講したい。

青色申告特別控除の条件は、申告期限内の書類提出

ちなみに、筆者はこれまでの確定申告では申告の期限までに間に合わず、遅れて申告書類を提出したこともあったのだが、青色申告のメリットの一つ「青色申告特別控除」を受けるためには、は損益計算書貸借対照表を添付した申告書を申告期限内に提出することが条件なのである。

この点を確認できただけでも、今日の青色申告の記帳指導を受講した甲斐があったと言えるが、とにかくこの種の無料のガイダンスは受けて損は無いと感じる。

ある意味、体制側の言いなりみたいな面もあり、ちょっと癪に障るとも思うのだが、太陽光発電の事業投資は額が大きいので数十万、グリーン投資減税のメリットまで入れれば下手をすると百万単位で節税できるとなれば、面倒でも青色申告をしない手は無い。

2回目の記帳指導は11月の中旬で今日早速予約させて頂いた。それまでの間に、少しずつ溜まった領収書の入力を行っていくなどして、次回に備えたいと思う。

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