前置きが長くなったが、松岡さんのソーラーシェアリング発電所について記す。
まず、ソーラーパネルはLOOOP社製の単結晶100Wを579枚使用で、合計57.9kW。
(注:LOOOP社ではソーラーシェアリング用のキットを販売しているが、これとは異なるようで、松岡さんの発電所ではパネルのみをLOOOP社から調達したそうだ。)
パワコンは新電元製、契約容量49.9kW。
売電価格は42円/kWhということで、年間の売電収入は約255万円ほどとのこと。
設置面積=約1500㎡、パネル高さ=3.5m。
実際に現地で見たが、ソーラーパネルの高さ3.5mというのは、相当に高い。
これだけの高さがあれば、よほど車高が高くない限りトラクターなどを使った作業も確かに可能なのではないかと思った。(トラクター等の高さって、良く知らないのだが…)
見学の当日に頂いた資料にも、ソーラーシェアリング設計のポイントとして、農業の現場を第一に考えて設計する、とある:
- 十分な農作業空間
- 適切な遮光率
- 均一な日照量
- 個別の土地や農業に合わせた設計
- 農業に役立てられる
それにしても、松岡さんが凄いなと思ったのは、このソーラーシェアリング発電所を彼はほぼ一人で設計、資材調達、施工をこなして作り上げたということだ。
時に他の方にも手伝ってもらったりしたようではあるが、ほぼ一人でほとんどの工程をこなしてしまったというのはやはり凄い。
筆者も宮仕えを卒業して時間を自分で自由に使えるようになりさえすれば、同じことが出来るかもしれない。。。
(続く)
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