備前市のご近所(といっても筆者の太陽光発電所からクルマで30分位はかかるのだが)・Nさんの「風の谷」太陽光発電所が、筆者の所より一足先に売電開始となった。
発電開始後なら本ブログでご紹介しても良いとのご承諾をNさんより頂いたので、早速「プチソーラー探訪」の一環としてご紹介させて頂きたい。
(当方の不細工な暫定フェンスの話ばかりでは読者の皆様も食傷されるだろうと思うこともある…)
Nさんのこだわりは、まず架台である。
がっしりとしたコンクリートブロック製で非常に頑丈なつくりであり、台風や先の2月のような大雪などでも大丈夫そうだ。
コンクリートブロックを積む個数(架台の後側)でソーラーパネルの角度を調整出来るようになっており、Nさんの場合も何列かのソーラーパネルアレイのうち、一番後列は25度、それ以外を20度としたという。
ついでパワコンは田淵電機製の三相交流のもの。この辺、電設関係というお仕事柄もあり、流石という他は無いのだが、単相より三相の方がコスト的に少し有利になるらしい。
というのも、太陽光発電所では、パワコンの稼働のために電力系統網の電気を消費するからだ。
立ち話でメモを取っていなかったので込み入った理屈は失念してしまったのだが、とにかくパワコンの稼働には系統側の電気を一時的にしろ使うことは確かなのである。
理工系出身の癖にそれについて筆者はこれまであまり真剣に考えたことが無く、ホワ~ンとした認識しか持っていなかったのだが、太陽の光がまだ少ししか当たっていない状態でも太陽電池の発電した電気をしっかりと系統に送電するためにパワコンが作動するのだから、そのパワコンを動作させる電気がどこから来るのか、少し考えてみれば当然の理屈であった。
なので、一般にどこの太陽光発電所でも、消費した電力用のメーターと売電用のメーターの二つがセットで設置されているのである。
(続く)
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