(「40円案件で連系回答が未だに無し:読者様より」の続き)
I様からは実はこの後もう一通メールにて補足情報を頂いたが、これも聞き捨てならない:
ご多忙の中、早速のご連絡ありがとうございます。
bigfield様の鄭重な回答を読むにつれ、気分が段々とときほぐされる思いでした。
重ねて御礼申し上げます。同一地に同一申請者で、ダメだったのかなと
思いつつ(区画割案件で見なし高圧案件)、悩んでおりました。私はこれといって違反を犯してはいないと思いますが?
九電にとって、何がいけなっかたのでしょうか?前述の7月申請で9月承認は九電子会社の社員さんの案件です。
九電工(九電子会社)は九電ショックの後、今期の業績予報を
太陽光関連は全く業績に影響ないと早々と報道しました。それは、そうでしょう。2年も連系負担金も知らされないで
連系出来ないでいる傍ら、2ヶ月で社員の申請がまかりとうるのですから?それと、私の案件で運用している発電所は連係費用負担金の連絡がないまま、○○○○社が、いけいけ、どんどんで設置した後に3ヶ月ほど遅れで、(これも私が連係はいつになるのかと、再三、催促したあとに費用負担金が送られてきました)と、こういった経緯があります。
設置者からの催促がなっかたら、おそらく九電ショックに間に合ってなかったのではないでしょうか。
監督省庁の経済産業省に抜き打ちで、連携負担金の承認状況を、徹底調査をして貰いたいものです。
(太字箇所は筆者による強調)
I様の憤りや恨みが文面からもヒシヒシと伝わってくる。身内の九電工社員の太陽光発電にはサッサと連係するのとは裏腹に、一般の個人や中小の事業者は何か月も「ほったらかし」なのだ。普通、自社の社員より顧客への納品を優先するのが、ビジネスで常識のある企業のやることである。
ましてや、電力会社は民間企業とはいえ地域独占や総括原価方式といった特権を例外的に認められ、電力の供給など大きな社会的責任を負う役所に準じた存在である。
それが、このような出鱈目な仕事の進め方には、怒りを通り越して呆れるばかり。
ヤラセや捏造を最も得意技とする九州電力にとっては、この程度のビジネス倫理の問題などきっと朝飯前なのだろう。
皮肉はさておき、何とかしてI様ほかハシゴを外された方々に対して、電力会社と国は手遅れになる前に真摯な対応を取り、可能な案件では系統連係を承認すべきではないかと真剣に思う。
少なくとも、もし「みなし高圧」が理由でダメだったのなら九電がそう判断した時点でI様に「みなし高圧だからダメです」と伝えていれば、まだ対策を取って低圧一基だけ連係とか、高圧に変更とか、色々と対処出来たと思われるのだ。
40円/kWhで設備認定を取ったまま、まだ何もしていない業者と異なり、I様のように真面目に発電事業に取り組んでいた事業者にこのような理不尽な仕打ちをしてよい道理がない。
ということで、九州電力ショックおよび再エネ買取中止ドミノの件では、情報の拡散や共有などを中心に筆者としても微力ながら可能な範囲で被害を受けている方々の何らかのお力になれればと考えている。
(他にも「私の連係拒否の事例も是非公開(お名前は匿名でOK)して欲しい」という方がいらしたら、コンタクトフォームにてご連絡下されば、順次掲載させて頂きます。)
コメント
おはようございます。
回答に関しては3ヶ月以内というルールがあったと思うのですが?
処理の関係で順番が多少前後するのは仕方がないとしても、1年以上止まっているというのが信じられないです。
案件がどこかに放置されているのか?
誤って破棄されてしまったのか?
真相がどうなのか気になります。
蛇野様、
コメントありがとうございます。
>回答に関しては3ヶ月以内というルールがあったと思うのですが?
ご教示くださり、ありがとうございます。
>処理の関係で順番が多少前後するのは仕方がないとしても、1年以上止まっているというのが信じられないです。
I様の場合、どうも低圧を複数区画同じ場所に設置する形で、みなし高圧として後回しにされていたようです。
だからと言って、このような対応が正当化されるべきではありませんので、I様には毅然とした態度で九電に交渉をして頂きたいと思います。