先週の土曜日、地元の自治体の地球温暖化防止活動推進センターと言う所が開催したソーラーシェアリングの無料説明会に参加した。(ちなみに、この日の参加者は筆者のみ…)
筆者の地元の近辺にはソーラーシェアリングを行えるようなまとまった広さの土地、しかも作物を植えられるような場所はほとんどないと思うが、市内の北西部の方にはまだ果樹園や畑などが残っている場所もあるかもしれない。
光飽和点などソーラーシェアリングの理屈自体は、既に色々と勉強しているし実際のソーラーシェアリング発電所の事例もこれまでに2、3カ所は見学・取材し、本ブログでもご紹介させて頂いている通り。
ということで、この説明会ではそういった講義そのものよりも、土地物件や農地で発電所に使えるものの情報などが無いかといった辺りに期待していたのである。
結論から言うと、残念ながらそういった面での具体的な情報を得るには至らなかったが、市内の農地区分は市街化区域で生産緑地内農地が約6割を占め、ソーラーシェアリングを含め太陽光発電には法的にまったく使用できない等といった情報を得ることが出来た。
(といっても、使えない土地の情報ばかり頂いても、らちが明かないと言われたらそれまでだが…w)
残りの約4割の農地は、一時転用でソーラーシェアリング、または農転届を出すことによって一般的な野立ての産業用太陽光発電を行うことが可能らしい。
ただそれ程広い自治体でも無いし、筆者にはそんな知り合いもまったくいないので、そういう話には何も縁が無い。この日いろいろとご説明下さった担当者のTさんに、もしソーラーシェアリングに使える物件の情報があったら連絡を下さい、と名刺をお渡ししておいた。
なお、同センターによると少し先になるが12月5日(金)にソーラーシェアリングのセミナーを行うとのことである。このセミナーでは日本のソーラーシェアリングでは第一人者であるCHO技術研究所所長の長島彬氏の講演も聞けるので、筆者も可能であれば久し振りに彼の講演をお聴きしたいと考えている。
講演会 「エネルギー革命! 農家が電気を作る時代へ」(PDF)
話は変わるが、この数日九州電力ショック関連の記事へのアクセスが増えたこともあり、にほんブログ村の風力発電・太陽光発電ランキングで久々にトップとなった。
また、太陽光発電より一つ階層が上の環境ランキングでも第6位まで上昇した。これまで、いつも「いんちょう先生」の後塵を拝していたのだが、初めて追い越すことにも成功。ここまで来ると、例によってまた欲が出てきて、今回は環境カテゴリのトップ3を目指したいと考えている。
特に、九電ショック関連では、筆者としても2号基の計画もあり、どうしたらこの問題に対処し太陽光でまだ収入を得ることが可能か、といった辺りを掘り下げて検討しつつ、順次こちらでもお伝えして行ければと考えている。
また、太陽光を含めた再生可能エネルギー導入を引き続き推進しつつ、川内原発など危険な原発の再稼働をなんとしても食い止めたいという思いも大いにある。
ということで、宜しかったら引き続きご支援頂けたら幸いである。
コメント
ソーラーシェアリング参入はハードルが高いです。
農業委員会に問い合わせをすると分かりますが、
発電ではなく、農業を継続出来るかということが問われます。
今まで、農業経験もなく、新規にやりたいといった場合は無理だと思います。
これまで農業をやってきてその延長線上にあるとかそういう場合です。
家庭菜園は農業ではないというのが、農林省=農業委員会の立場ですので、
農家資格があるとかある一定の要件を満たさないことには、
かなり厳しいと思います。
複数連係の禁止や今回の受け入れ中断問題もありますので、
かなりの努力が必要と思います。
蛇野様、
いつもコメント下さりありがとうございます。
ご指摘通り、非農家・非農民にとってソーラーシェアリングのハードルは高いと私も認識しています。
ただ、農地でない地目であれば農業は家庭菜園とか、「なんちゃって農業」でも問題無いので、私がやるとしたらそういう方向かなと思います。
ともかく、太陽光発電と作物を作るのに適した適地に巡り合えるかどうか、が一つの関門ですね。
生産緑地では、ソーラーシェアリングは出来ないというのは本当でしょうか? 法律的な根拠はないと考えています。生産緑地は、需要地に近く、必ず農業を継続するので、ソーラーシェアリングに最適ですよね。
よろしければ、担当者、情報源などお聞かせ下さい。
松岡様、
ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
ご質問の件、かながわソーラーセンター兼私の地元の地球温暖化防止活動推進センターの方にそのように伺いました。
本ブログでの公開が適切か判断着きかねますので、別途メールにてもご連絡いたします。