先に触れた太陽光ムラ公認予定の50kW太陽光発電キット「SolarRay」のキモとなるSuntellite製ソーラーパネルについて、自分でももう少し調べてみた。
国内では多分、太陽王子にこの話をしたと思われる業者さん(またはその業者の代理店)のサイトを見つけたが、それ以外にまだほとんど導入事例が無さそうだ。
そこで、海外の導入事例を探ってみる。当然日本語ではなく英語の情報が中心だが、大体の様子は分る。
例えば、このオーストラリアのネット掲示板サイトが参考になりそう:
“Whirlpool – Forum/Suntellite Panels”
http://forums.whirlpool.net.au/archive/1622769
どんな意見や情報があるかをかいつまんでご紹介すると、以下のような感じ:
- Suntellite製ソーラーパネルで3kWのシステムを導入。完璧に作動中で、ハッピーだ。(by “Big J 9000″)
- 自分が販売するDAQO製の190Wパネルは常にSuntellite製195Wパネルより発電量が多い。DAQOもそれほど評判の良いメーカーじゃないが、サンティライトと違って我々のスペックを満たすので採用している。<中略>もっとも、タダでくれるなら私もサンティライト使っても良いけど。(by “Oversize”)
- サンティライトの太陽光パネルでSMA(パワコン)を使うのは、芝刈り機のエンジンをベンツに入れるようなものだ。(by MVPMVP)
- じゃあ、もっと芝刈り機のエンジンを増やしたらいい。一定の量があればV型12気筒の6L-AMGエンジンを上回る。(by pointblank)
- サンティライトの太陽光パネルを設置して今日で17日が経過しており、私の周辺地域やその他のシステムの発電量と比較している。全体としては 300kWh(注:原文は300kWだが発電量ならkWhが単位としては正しいはずなので、ここではそのように記述)の発電量を得ており、晴れでも雨でも6kWh/kWを下回ったことはない。別のサンティライト製の太陽光発電システムも良好に稼働しており、大抵の日に他ブランド(ドイツ製でさえ)のシステムの発電量を凌ぐ。他でとても高い効率で発電しているのは、シャープのパネルとパワコンのシステムだけだ。なので総合的には、サンティライトの性能にとても満足しており、あとは経時的な信頼性だけだ。(by Tech 28)
と、こんな感じで、極端に良くも悪くもないようだ。価格的に激安(”rock-bottom price”)とあるのも日本と同様。
やはり決め手になるのは、上のコメントで一番最後に挙げた「経時的な信頼性」、つまり数年~十数年という時間が経った時点でどれ位の発電量が維持できているか、紫外線や雨風などによるパネル・モジュール自体の劣化が少なく、安定して動作できているか、だろう。
その辺の情報をもう少し深堀りして探してみたいと思う。
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