中国抜きで語れぬ太陽光発電パネル

この記事は約2分で読めます。

中国の太陽光パネルメーカー先日書いたように、現在太陽電池や太陽光発電パネルの生産量の世界トップは中国である。

日本国内では、まだパナソニック、京セラやシャープが頑張っているものの、国外ではその存在感は薄い。

となると、今後は中国製の太陽光パネルを抜きに太陽光発電を考えることは難しくなってくるのだろうと思う。(もちろん時と場合によって、少々コスト高になっても国産を選ぶ場合もあるとは思うのだが…)

現実に、特に産業用の世界では我々が導入を検討するような50kWまたはそれより小規模な太陽光発電キットでも、もう中国製パネルは当たり前に組合せの選択肢になっている。

中国のどのソーラーパネルなら大丈夫?

だとすれば、どの中国メーカーなら、安心して長い期間に渡って使えるか、経営はしっかりしているか、保証やアフターサービスは大丈夫か、などをきちんと見極めておく方が、今後の展開を考えるうえでも有用かもしれないと考え始めている。

仕事柄、例えばリチウムイオン電池などでは、まだ中国製の品質と日本製の品質ではかなり差があると認識している。特に、車載用など安全性や信頼性、耐久性が重視される用途では中国製のリチウムイオン電池を国内メーカーが採用する可能性は現状ではほとんど無いと思う。

一方、携帯電話や民生用電子機器では、中国製でもなんとか使えるレベルにはなっている。

同様の状況が太陽光発電パネルについても言えると考えている。ただ、リチウムイオン電池よりも太陽光発電パネルの方が、製造が簡単な分、品質面での問題や耐久性での問題も少ないように思う。

もちろん、あまりに粗雑な品質管理体制や経営姿勢の会社のものは避けるに越したことはないが、ある程度の品質や経営姿勢が維持されている企業であれば、元々同じような製造装置を使って作る装置産業であるため、メーカー間での差が出にくいという状況もある。

ということで、今後、中国それに台湾の太陽光発電パネルのメーカーについては、大手から後発の新規参入者までをその都度調べて行きたいと思う。

コメント