太陽光発電:自作メリットを最大限に追求

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(「過積載プチソーラーの事例(2)」の続き

パワコン集中配置による熱気を通気口のフードで回避

あやぱぱ氏の過積載プチソーラー、他にも色々と細かい工夫がある。

先にお伝えした、損失を低減するためのパワコンの集中配置だが、こうすると今度はパワコンが出す熱・熱気が悪影響を及ぼす可能性が出てくる。そこで、通気口にフードを設けてパワコンの熱気が隣のパワコンに当たらないようにしてある。

パワコンに取り付けた熱気対策のフード

パワコンに設置した熱気対策のフード

ご自身のブログでも「ガンダムフード」としてお書きになられているが、これらのフードはホームセンターで入手されたと言う。

循環教聖地巡礼|過積載チャレンジャーあやぱぱが太陽光発電量コンテスト低圧部門入勝を目指す日記 (この記事のタイトルの意味は、また後ほど…)

筆者も太陽光発電を始めると色々としたものを揃えるためにホームセンターに行く頻度が大幅に増えたのだが、あやぱぱ氏もやはり同様のようだ。

ソーラーパネルの傾斜角度は、15度とやや浅めの設定。発電所の敷地が余っていることを考えると、20度にしてアレイとアレイの間隔をもう少し増やすことも出来そうだが、強風への対応を考えると15°の方が無難かもしれない。ただ、一番北側には、実験的な意味合いも兼ねてか、30°の傾斜角としたソーラーパネルが9枚だけで設置されている。

傾斜角30°のソーラーパネル・アレイ

筆者も2列あるソーラーパネル・アレイ、今思えば北側の短い方は25°にしても良かったか、等とも思うのだが、こういった所を柔軟かつ好きなように出来るのが経済面とともに太陽光発電で自作を行う最大のメリットだろう。

遠隔監視システムとして「みえループ」を採用

Looop社製キットということで、遠隔監視・モニタリングには「みえループ」を採用している。さらに、そのオプションで照度と温度のセンサも設置してあるため、日照時間や実測された照度の割に発電量が少ないと言った異常時の発見も比較的容易と思われる。

照度センサ(「みえループ」オプション)
照度センサ(「みえループ」オプション)

温度センサ(「みえループ」オプション)
温度センサ(「みえループ」オプション)

プチソーラーのキットと自作によりコスト低減を徹底しつつ、ソーラーパネルやパワコンの配置、モニタリング等こだわるべき所では徹底してこだわる、そういった所は本当に参考になる。

土地物件取得がとん挫しまだ計画が具体化するに至っていないのだが、筆者の2号基でもこういった手法を大いに参考にさせて頂きたいと考えている。

(続く)

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