遠隔監視システムのソフトウェアを更新(@1号基)

この記事は約3分で読めます。

今日から10月末の岡山~広島の太陽光発電所メンテ行脚を行っている。

1号基でのメイン作業は、これまでにもやろうと思いつつ悪天候などで実施できずにいた遠隔監視システム(オムロン・KP-MU1F-SET)のソフトウェア(ファームウェア)・アップデートである。

長きにわたってかなり古いバージョン(確か、3.2.x.x)のままだったので、最新のソフトウェアに更新したかったのだが、上述のような感じでなかなか手を付けられず、本日やっと実施することができた。

ちなみに、パワコンもほぼ同じ2号基の方は、システムのソフトウェアが自動的に更新されている。

なぜ2号基の方は自動更新が可能なのに1号基の方がダメなのか、はっきりとした理由は不明なのだが、とにかく1号基の方だけバージョンが古いままだとなんとなく気持ちが悪いので、手作業でも更新すると決めていた。

作業自体はそれほど難しいものではない。

予めオムロン公式サイトのサポートページで最新のファームウェアをダウンロードしてUSBメモリにコピーしておき、それをKP-MU1FのUSBポート(コネクタ)に挿したら、マニュアルの手順通りにKP-MU1Fのボタンを押して操作するだけ。

アップデートの作業自体は、バックアップも含めて10分もかからずに完了してしまった。

これで、1号基の遠隔監視システムもソフトウェアが2号基と同様に最新のバージョン(Ver. 3.9.3.4)となって、それほど大したことをしていないにも関わらず妙に達成感が得られた(苦笑)。

オムロンKP-MU1F-SETのソフトウェアを最新版(Ver.3.9.3.4)に更新

オムロンKP-MU1F-SETのソフトウェアを最新版(Ver.3.9.3.4)に更新

注意点は、このアップデート作業を毎時25~30分、55~00分の間に行わないようにすることだけである。オムロンのマニュアルによると、この時間に更新を行ってしまうと、発電電力量の実績データに何らかの影響を与えてしまうためだそうだ。

また、出力制御の対象となっている発電所では、発電電力量にも影響が及ぶらしい。幸い、筆者の1号基は出力制御の対象ではないし、今回の作業は上述の時間帯にかからずに完了することが出来たので、特に問題はなかった。

ちなみに、このKP-MU1Fという機器は、ウェブサーバに各パワコンからの発電電力量データの集計や表示などの機能を組み込んだものである。

オペレーティングシステムはLinuxベースで、ウェブサーバもhttpdが走っているという辺りまでは一応理解しているが、組み込みシステムということで、それ以上の細かい所は筆者の技術力では分からない。

ともかく、基本的にはウェブサーバなので、インターネット・サービス・プロバイダから固定IPアドレスを割り当ててもらうか、動的に変動するIPアドレスでも筆者のようにダイナミックDNS(DDNS)を活用することで、DDNSで指定したURLに自宅のパソコンやスマホからブラウザでアクセスすることで遠隔監視が可能となっている。

当初は1号基と2号基で、遠隔監視を実現するのに四苦八苦してかなり苦労したのだが、太陽光発電ムラの方々などに助けて頂いて、なんとか稼働させることが出来たという経緯があった。関係諸氏には改めて感謝を申し上げたい。

さて、本日は1号基の遠隔監視システムのソフトウェア更新の後、東広島の4号基へと移動し、午後遅い時間とはなったものの、防草シート敷設のための草むしりを1時間ほど行った。明日東広島で防草シートを1本施工した後、明日~明後日にかけて呉で野良猫対策である。

(続く)

コメント