昨日の午後、幸い本業の仕事で時間の余裕ができたので、東京ビッグサイトで開催されていた「ワイヤレスM2M展」(組み込みシステム開発技術展と併設、リードエグジビション社主催)を見てきた。
この展示会は名前の通り、太陽光発電とはそれほど関係がない分野のイベントだが、筆者の狙いは、当然ながら太陽光発電の遠隔監視、それを実現できるM2Mルータの製品や技術の動向を探ることにあった。
出かける前はそれほどの期待は持っていなかったのだが、結果から言うと大正解であった。
簡単に言えば、筆者が抱いていた疑問、とりわけM2Mルータで何をどのようにすれば、太陽光発電の遠隔監視ができるようになるのか、と言う点、いわば記事のタイトルに記したように「M2Mルータ力」とでもいう知識というか情報が得られたのである。
勿論、知っている方は既に知っていることだろうし、大したことないのだと思うが、昨年来、自身の太陽光発電を手探りで模索しながらなんとか売電する所まで漕ぎ着けた筆者にとっては本当に毎日が勉強で、遠隔監視もその例外ではないからだ。
勿体付けずに記そう。
まず、太陽光発電向けM2Mルータのキモは「RS-485」規格である。
RS-485というのはシリアル(つまり電線1本で一つのデジタル信号をやり取りする)通信規格の一つである。
その昔、モデムで繋ぐ「パソコン通信」が流行っていた頃にRS-232Cを使っていた方なら、そのRS-232Cの兄さんみたいなものだと思って頂ければ良い。
RS-485については、実は風の谷太陽光発電所のNさんにも色々と聞いていたのだが、筆者の理解度があまりなくピンと来ていなかった。
そんな中、ワイヤレスM2M展の会場でいくつかのブースを回り、説明員の方と話をした結果、M2MルータとRS-485、パワコンとの絡みなどが、スッキリと明確に理解できたのだ。
(続く)
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