分譲型太陽光の見学会@兵庫県三木市

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分譲型太陽光発電所の見学

DSC05424_censored分譲太陽光発電所(太陽王子によるプロデュース案件)の見学会に昨日の午後、参加した。

参加者数は筆者を含めて全部で15名程。

分譲型太陽光発電では集客と販売のためのセミナーが都内などでも良く開催されるが、そういう所では良いこと(どれだけ儲かる、これだけ節税できる、利回りはこんなに高い、etc.)しか言わないことが多く、以前に書いたようなトラブルが起きることがある。

また、最近Facebookの太陽光発電ムラ・コミュで見た問題では、引渡し前に掛かった管理費用が某業者から購入者に請求されたとか。

とにかく分譲の案件では色々とトラブルが頻発しているようだ。

そんな中で、太陽王子(正確に言えば、株式会社a&vein)が企画・主催した見学会だったが、前述のような良いことしか言わない説明会に較べると、綺麗に作ったパンフレットはおろか当日に配布する資料すら一切無かったものの、実際に現地を見て確認することができるというのはとても良いと思った。

その物件が関西だったこともあり、参加された方々も当然ながら関西周辺の方が多かったが、筆者ほかピッピさん、A嬢など太陽光発電ムラの常連も関東から来ており、それなりに盛り上がったように思う。
(というかこの見学会があったので、その前後に「しげる会」を行うことになった訳…)

また本件、施工などは地元の「Actyカナイ」さんが担当ということで、金井さんにも現地へご案内頂き、分譲案件の詳細(後述)などをご説明頂いた。

ところで、この分譲型太陽光発電の見学会、集合は神戸の中心、三ノ宮の駅前だった。

そこからクルマ2~3台に分乗し三木市の現地まで行った訳であるが、筆者の乗った金井さんの運転するワンボックスには既にプチソーラーを運営している方が若干名乗られていた。

現地への道すがら、上述のような分譲の欠陥工事の問題や不透明な系統連係工事費(これはどちらかと言えば、施工業者や分譲販売業者ではなく電力会社の問題だが)など、オーナー予備軍の筆者も含めプチソーラーのオーナー目線での「言いたい放題」合戦の様相を呈していた。

太陽光発電はまだこれから、と言う方もいらっしゃったので、それらの方々には恐らく相当に参考になったと思うが、金井さんは分譲を販売する側ということで、少し申し訳ないことをしたかな、と今更ながら感じている。

太陽光パネルは独Solar World、パワコンは田淵電機を予定

分譲太陽光発電所の見学会だが、肝心の太陽光発電所の詳細について少し記しておこう。

まず太陽光発電パネルは、ドイツ・ソーラーワールド(Solar World)社製で出力は60kW分だそうである。

ドイツと言えば、筆者も採用のQセルズを思い浮かべる方も多いと思うが、Qセルズが身売りして韓国のハンファグループに買収されてしまったため、純粋なドイツ企業として定評と実績のあるソーラーパネルのメーカーは、現在ソーラーワールドくらいだろう。

パワコンは田淵電機製を予定しているとのことだが、田淵電機製が入手し辛いようだと代替品としてオムロン製(たぶんAICOT)を採用することになりそうとのこと。低圧契約なので、パネルが50kW以上だから、パワコンの方で50kWに制限する形となる。

兵庫県三木市の太陽光発電所

基礎はコンクリートである。

プチソーラーでコンクリートというのは、少し意外というか珍しい気もした。理由を現地で質問するのを忘れてしまったが、改めてActyカナイさんに聞いてみたい。(恐らく、地盤や引っ張り強度の兼ね合いなのだろうと思う。)

ちなみに、この分譲型太陽光発電所2基の隣は自治会の太陽光発電所だそうで、同じ基礎と架台で既に施工工事が始まっていた(写真)。

なお、この分譲太陽光発電所は、土地は賃貸となり上物の太陽光発電システムの購入となる。

上述の部材を採用した分譲型太陽光発電所としてはかなり値頃感のある価格だと思った。

兵庫県は筆者の1号基がある岡山の隣でもあり、筆者としてはかなり魅力的だと考えている。あとはやはり資金調達が問題になりそうだ。

分譲型太陽光発電所の見学会の様子

ただ、一昨日の分譲見学会の参加者数や当日は参加できなかった人でも、欲しい方はいると思うので、この三木市の案件が2基しかない事を考えると、短期決戦になりそうだ。

もしかしたら、もうどなたかが即決して2基とも買い手が決まってしまっている可能性もある。
ともかく、最新状況についてはまた確認してみたいところだ。

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