米国でも様々な業種の多くの企業が風力や太陽光などの再生可能エネルギーで電力を賄う動きが広まっている。
ただ、たいていの場合、それらの発電所の外見に何か驚いたり、微笑んだりするようなことが特にある訳ではない。
しかし、「ディズニーワールド」や「ディズニーランド」といったテーマパークの運営を生業とするウォルトディズニー社がメガソーラーを手掛けると、話は別だ:
Disney has gone solar with a five-megawatt solar farm in the shape of their iconic mouse: https://t.co/HBI8EQTZ2X pic.twitter.com/Hs2k6LAbqm
— Nearmap (@nearmap) February 18, 2016
この話を最初にFacebook経由で「ハフィントンポスト」で読んだ時に、記事のタイトルからある程度の予想は出来たものの、実際にその航空写真を見てみると、さすがはディズニーと感心させられる。
このミッキーマウスの形をしたメガソーラー、場所はディズニーワールドの総本山ともいえるフロリダ州オーランドで、World Drive(ワールド ドライブ)という道路の東側、ディズニーワールドの「Epcot(エプコット)」の西側にある。
(まだ出来たばかりのため、Google Mapsの航空写真では確認できなかった。現在ネット上で出回っている写真はすべて米Nearmap社によるもの)
この道路からもこのミッキーマウス・メガソーラーは見えるとのことだが、もちろん地上から見てもミッキーマウスの形になっていることは分からない。ディズニー・ファン達は「隠れミッキー」と称してネット上でも既にかなりの話題となっているようだ。
ソーラーパネルの設置は最適ではないが…
このミッキーマウス・メガソーラー、約80900㎡の面積の用地に4万8000枚のソーラーパネルを設置しており、出力は5MW。地元の電力会社である米Duke Energy(デュークエナジー)がディズニーの土地を借り、15年間の契約によって太陽光発電を行う形となっている。
ディズニーはこの5MWメガソーラーが発電した電力を買い取っているということで、園内の電力需要の一部を賄うことが出来るようだ。
土地や面積の利用効率という点で考えると、このミッキーマウスの形状は最適ではないはずだ。
例えば、二つの耳の間にはまだパネルを置くことができるスペースが余っている。しかし、あえてそのスペースにはソーラーパネルを置かず、上空から見るとミッキーマウスの形をソーラーパネルで形作ることによって、話題作りや広報面での価値向上で補っているということもできる。
ディズニーという米国エンターテインメント産業を代表する企業にとっては、多少の電力量よりも上空からしか見えない「隠れミッキー」をウリにする方が得策ということなのだろう。
コメント
何度か前を通りかかったことのある場所でありますが、このようなユニークなものを設置されている方もいますよ。
珈琲好き必見!武蔵村山の一軒家「自家焙煎豆や コーヒーの実」
http://mrs.living.jp/tama/cat/reporter/1404091
コーヒー屋さんへユニークな太陽光発電を施工しました
http://www.solarnet.co.jp/jsl/
りょん@fppvさま、
コメントおよび面白い情報のご提供、どうもありがとうございます。
なるほどと思い調べてみましたら、こちらはグーグルマップでも既にきちんと表示されますね。^-^
これに似たようなことをEGさんが発電所周辺の草むらで行っていた事も思い出しました(笑)。
ミッキーマウスの形をソーラーパネルで作るのは庶民にはほぼ不可能ですが(汗)、屋根上のソーラーパネルで文字や何かのシンボルを描く程度であれば十分に可能ですね。
私も可能であれば、将来これにもチャレンジしてみたいと思います。