岡山から広島まで、太陽光発電の土地探しに東奔西走

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急遽この週末に岡山県で太陽光発電向きの土地探しをすることにした。

価格が安くもない事故物件はパス

ということで、本日は勤務先から休みを頂き昨晩の夜行バスで岡山入りし、太陽光発電に適した用地を探すためにほぼ終日走り回っていた次第。

太陽光発電を岡山でするための土地探し

太陽光発電を岡山でするための土地探し

午前中は、岡山県の田舎物件に強い不動産業者さんに紹介を頂いていた、和気郡にある土地付きの家屋物件を見学(予め、外側だけなら自由に見てよいという了解を取っていた)。

ただ、その物件は事故物件(といっても家屋ではなく、近くの山林の話らしいが)であることや、家屋がかなり傷んでいるため、手が掛かること、その割に価格がそれなりであることなどを考えると、やはり手を出すべきではないだろうなという結論に落ち着いた。

太陽光にかなり適した土地、坪1.2万円は少々高いが…

その後、その不動産屋業者の方と落ち合い、彼がつい最近情報を入手したという備前市にある土地の物件を見せてもらう。

岡山県南東部の土地物件

そこは坪単価で1万2千円と価格がやや高いのだが、日当たりが良い(南側が田んぼで高い建物が無い)、造成の必要がない、東西に細長い形で太陽光発電には効率が良い、電柱・電線もすぐ近くにある、など太陽光の用地として理想的な条件に合致しているのである。

その不動産業者さんも言う通り、この用地は筆者がもし買わなくても、太陽光発電用地を探している他の誰かが買うだろうと思った。早めに返事をくれとのことで、早く結論を出さねばならないが、これは買いかなと思っている。

価格が数十万円台の山林物件、造成に時間とおカネがかかる?

ここを見た後、あまり太陽光向きではないといいつつも、参考までにもう一件を見ておきたいと価格的にはかなり安い(数十万円レベルの)山林物件を見せてもらった。

その物件は確かに安いのだが造成に手間とおカネが相当(業者に頼めば、最低でも100万円~)掛かることから、筆者が手を出すのは止めておこうと思った。(写真は撮らなかったが、ブログに書くことを考えると撮っとくべきだったと後悔…)

案内してくれた業者さんのS氏は、この後すぐ近くにある太陽光発電用の造成地での仕事があるという。

その場所や造成の話を聞き、それは参考までに是非見ておきたいとお願いすると、快く承諾してくれたので彼のクルマの後について走る事1~2分、小高い丘というか山の上の方に、木を伐り草を刈って造成したばかりの赤土の土地があった。

太陽光発電用に造成した土地物件

聞けば、固定価格による全量買取制度が昨年より施行されてから、産業用太陽光発電を始める企業や個人が増えたため、太陽光発電に適した土地の争奪戦の様相を呈し始めているようだ。

日当たりや価格、電柱への距離などで条件の良い土地はドンドンと取られていったため、この物件のように山の上で造成に手間暇とおカネが掛かっても半ば無理矢理に太陽光発電の土地を確保するという向きもあるらしい。

Sさんによれば、岡山では坪単価2万円でも買い取る業者までいるそうだ。

ここもあと何か月か後には、50kWか100kW程度までパネルが置かれやがて発電が開始されるのだろう。

時間は少し遡るが、あともう一つ物件の話をしておこう。
和気から備前に向かう途中の沿道で見かけた看板に思わずクルマを止めた。

和気から備前までの途中で見かけた売地物件の看板

330坪の売り物件である。

これも確認しておこうと後ほど電話を掛けてみた所、この物件は売却を中止したとの回答が返ってきてちょっと残念だった。

理由までは聞かなかったが、もしかするとこの業者も遊休地を売却するよりも自社で太陽光発電を設置して売電する方が得だという判断を下したのかもしれない。

高圧の太陽光発電所ができそうな矢掛町の廃校を再度確認へ

2日目は結局広島まで足を延ばすことにした。

といっても、昨日と違って今日以降は不動産屋さんとのアポイントも何も無いので、単にクルマで走るだけになるかもしれないのだが。

備前の辺りももう一度回りたいと思ったが、こちらは明日岡山に戻って来てからでもまた見る事が出来る可能性があると思い、とにかく西に向かうことにする。

最初の目当ては、矢掛町にする。
ここには以前から目を付けている廃校が一つある。

矢掛町の廃校

廃校には校庭(グラウンド)があるものが多い。

場所によっては、メガソーラーも可能だ。
小規模なものでも1000㎡程度はあるから、50kWクラスの産業用太陽光発電所は楽勝。

ただ、校庭だけでなく校舎も活用しろ、等の制約があると、これは太陽光だけ考えれば済む話ではなくなるので、面倒になる場合もありそうではある。

ここは文部科学省の資料によれば1万平米級の校庭なので、高圧連系の発電所は確実。

恐らくメガソーラーに近い量のパネルを置けそうだ。

ただ、校舎が校庭の南側にあるので、その陰になる部分にはパネルを置かない方が良いかも。(置いても、太陽の高度が上がるまで陰になる部分のソーラーパネルは発電しない。)

広島・呉の半島の先の土地物件は施工困難のため断念

矢掛町の廃校を見てから広島へ。

結局、ネットで調べ資料まで頂いた呉の半島の先の方にある物件を見に行ってみたのだが、これは市街地からは距離がありすぎ、しかも途中の道幅が狭い所が随所にあるため、自分だけでなく施工業者の出入りを考慮しても困難と判断した。

ここまで走って夕刻となったので、途中昼食時に宿を取った東広島まで戻る。

東広島の近辺は、新幹線の駅があり広島空港にも比較的近いので、筆者の太陽光発電用の土地探し条件に合致する。

最終日(9/1)、もう少し見て回っても良いかもしれない。

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