「ソーラー屋根台帳」で屋根貸し激増か?

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ソーラー屋根台帳」なるものを、東京都が今年度末(つまり今月中)までに公開するらしい。

昨日付のニュースや東京都の報道発表資料などで知ったのだが、これはブレイクするだろうか。

屋根貸しには相当な関心が寄せられているとはいえ、屋根に太陽光発電システムを長期間に渡って設置することにより、様々な問題も起きてくるからだ。

特に、契約関係の問題や、設置時の加工で屋根に穴を開けた場合に雨漏りするようになってしまうといったトラブルなどの問題である。

筆者も野立てだけでなく、屋根上での太陽光発電を手掛けてみたいと考えている。
だが、現状自身の持ち家が無く、他人様の家や企業のビルや倉庫の建物の屋根を貸してもらう以外に方法が無いし、そういった厄介な問題を一つ一つ解決していかなければならない。

楽天などが既に手掛けている屋根借り型の太陽光発電でも筆者は出遅れていることになる訳だが、融資などを考えた時、先日現地の確認が可能な首都圏しか融資できないと言われた城南信用金庫などだと地価が高い東京や神奈川で太陽光発電をやるとしたら、ほぼ屋根借りでやるしかないとも感じている。

千葉あたりでまたプチソーラーの野立てが出来そうな土地が余っていれば、それでも良いのだが、もう条件の良い土地はほとんど取られてしまっていて、大掛かりな造成が必要な土地とか、形の悪い土地、送電網から遠い土地など条件の悪いものばかりしか、あまり残っていないかなと考えている。

また、FITで産業用太陽光の買取価格が4円下がり、買取価格だけに着目した場合、32円(税込み34.56円)/kWhの産業用よりも37円/kWhの住宅用の方が魅力的となる面もある。住宅用では買取期間が10年しかないなど、この辺の判断はいよいよ難しくなってきた。

ということで、東京都の「ソーラー屋根台帳」の成り行きも注視していきたい。
(ソーラー屋根台帳、東京都の資料を見る限り、ドイツの事例をパク…もとい、参考にして創設したようである。)

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