まずは英国・ロンドン在住のアーチストであるスティーブ・カッツ(Steve Cutts)氏が創った約3分半のアニメーション「MAN(人類)」をご覧頂きたい。
いかがだっただろう。アニメということで少々大袈裟に強調されている面はあるが、この動画で表現されている人類による環境破壊や動植物の濫用は、現実の世界で既に起きていることである。
このブログで主張している太陽光発電や再生可能エネルギーの普及だけで現在の問題がすべて解決すると考えるほど筆者は天真爛漫では無論ない。
しかし、原子力発電に代表される持続不可能な技術への依存を止め、太陽光や風力、地熱、水力、バイオマス、波力、潮流、潮汐(潮の満ち引き)、等の再生可能かつ持続可能なエネルギーへの転換、「エネルギーシフト」を可能な限り早く行っていく必要がある。
火力発電は環境負荷の低いガス火力を中心に現状ではまだ使い続ける必要があるが、可能な限り省エネルギー化、省資源化を進めれば、再生可能エネルギーや畜エネルギーを主体としてやっていけるようになり、ガスの使用量は最低限に抑える事ができるだろう。
(地球温暖化に関しては諸説あり、温暖化が絶対に起きている現象とは断言できないと考える。しかし、だからといって化石燃料をガンガン燃やしてCO2を増やし続ける事が本当に大丈夫かも分からない。であれば、出来る限り化石燃料由来のCO2を増やさないようにすべきではないかというのが筆者の現在のスタンス。)
スティーブのアニメでは、最後に人類がお仕置きを受けてしまう。実際にこうなるかは何とも言えないが、現在のような環境破壊をずっと続けて行けば、人類はいずれ自滅してしまうのではないかと危惧している。
もちろん、ここ何年~何十年かはまだ大丈夫なんだろうと思うが、我々の子や孫の世代が現在と同じ様に便利で快適な生活を維持できるのかは甚だ心もとない。
エネルギーシフトは、場所や経済発展のレベルを問わず可及的速やかに進めて行くべきだし、我々の経済も大量生産、大量消費、大量廃棄の非循環型の持続不可能な構造から、循環型の持続可能な構造に変えて行かなければならない。
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