自作のメリット・その1=施工コストを大幅に節約
minori-solarさんの太陽光発電所3号基の自作設置作業をお手伝いした経緯の概要について、昨日記した。
そこでも既に書いた通り、太陽光発電所を自作する直接のメリットは施工コストを大幅に節約できることである。すべてを自分や友人、家族などで行えば、施工費はほぼゼロになる。
スキルや能力の点でそれが無理だとしても、基礎工事だけ、または基礎工事と架台設置までを業者に外注し、ソーラーパネルの取り付けは自作(今回のあやぱぱ氏の例がこれ)、といった形で施工費を半分とか1/3に節約出来れば、ペイバックが半年なり数か月は早まるだろう。
自作のメリット・その2=楽しい!
自作の二点目のメリットは、ソーラー発電所自作のプロセス自体が楽しいということである。
こちらの発電所では、彼の会社の社屋も発電所の敷地内にあり、そこでは電気が使える。電磁調理器や電子レンジも完備しているので、お茶を沸かしたり、弁当をチンして食べたり、といったことが出来るということも大きいだろう。
往復がクルマであるため、ビールを飲めないのが少し残念だが、それでも青空の下で太陽光発電の仲間が集って作業を一緒に和気あいあいと行い、休憩時には太陽光発電談義に花が咲く。太陽光を行っている者であれば、これが楽しくない訳はない。
施主であるあやぱぱさんの人徳や人柄にもよるということも多分にあったかもしれない。
自作のメリット・その3=運動不足の解消にGood!
自作の第三のメリットは、適度な運動になるということ。
当初は、かなりの重労働を懸念していたのだが、ソーラーパネルを二人一組で運ぶ作業はそれほどの重労働でもなく、腰痛やら筋肉痛などもほとんど出なかった。段々架台の最上段にパネルを持ち上げるのは少々骨が折れたが、脚立も使ってなんとか上手く行ったのは結果オーライとはいえ良かった。
日頃、パソコンに向かって仕事ばかりやっていると、やはりたまには屋外で身体を動かす方が良い訳で、太陽光発電所の自作における施工作業はそういった点でも丁度良いと実感した訳である。
これまでの施工体験会などでも、そういった点は少々感じてはいたが、人数が多いと1人当たりが施工する作業量は相対的に少なくなるので、身体を動かす度合いも少なかったために運動量と言う点でもあまり大したことが無かったように思う。
しかし、昼休みや休憩時間を取りつつも午前中から日が暮れるまでガッツリと施工作業を行うと、比較的軽い作業とはいえ相当な運動量になる。
あとは、人助けで喜んでもらえるといったメンタルな充足感みたいなところだろうか。
今回は自身の発電所ではないので、当然経済的なメリットは無いのだが、それでも自発的に友人を手伝う達成感や喜んでもらえて自分も嬉しいといった感じなのである。
EG氏が指摘していたのだが、「他の人の発電所でもそれだけ楽しいのが、自分の発電所の自作だとどれだけ楽しいか…」ということは確実にありそうだ。早く筆者も自身で一基、できれば2基位を自作で設置してみたいと思った次第。
なお、あやぱぱ氏によるとこの週末も現地でパネルの取り付け作業を行うとのことで、「手伝い、取材、見学、冷やかし、差し入れ、大歓迎!」とのことである。太陽光の自作にご興味のある向きは、彼のブログからコメントなどで連絡を取って頂ければと思う。
(確定申告やら東電への連系申請の書類作成などもあるのだが、可能なら冷やか…いや、もう少しそちらでの自作の取材とあと少しの加勢もしておきたい気もする…)
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