最近の「切り株ソーラー」や以前の施工体験会の「ねぎソーラー」、当方の1号基太陽光発電所などのいくつかのプチソーラーを見ていて、パネルの段数(ソーラーパネルアレイの縦方向に何段のソーラーパネルを設置するか)について思う所があったので記しておきたい。
発端は、Aさんから頂いたメールのあるくだり:
2段架台って、今思うと施工は楽だけど土地が結構必要になりますよね・・・
確かにそうなのである。
架台に何段のパネルを配置するかは土地の広さとの兼ね合いで検討段階で結構真面目に考えておかないといけないのだ。先日のminori-solarさんの切り株ソーラー自作手伝いを経て、なおさらそう実感した。
当方の1号機では、ソーラーパネルのアレイが2本でそれぞれ4段のパネルレイアウトとなっている:
https://solar-nenkin.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/google-mapped-my-pv/
(本ブログの各ページのトップのバナー写真をご覧頂いてもお分かりの通り)
これは施工が完全に丸投げだったので、業者が重機なども使いながら設置したもので、自作向きには4段は厳しいかなと感じる(パネル取付自体は全部人力だけだったかもしれないのだが)。
かといって、2段だと確かに土地の広さが相当に必要になってくる。
用地取得の段階で余っていれば、問題にならないかもしれないが。(あるいは、施工の段階では2~3段しか作らないことまで考慮したうえで、物件を取得するということかもしれない。)
そういう点を考えると、Looop社のキットで採用している1アレイ3段というのは、自作派にとって絶妙な構成と言えるのかもしれない。一般的な太陽光発電パネルアレイの構成で発電所を作る限り、少なくとも架台の設置やパネルの取り付けを人手だけで比較的容易にこなすことができるからだ。
もちろん、置き基礎など5~10°の浅い傾斜角で敷き詰めたりするのであれば、こういった懸念は一切ないのだが、発電効率がかなり犠牲になる。ある程度の広さの用地があるのであれば、置き基礎によるパネル敷き詰めはやはりもったいない。
それでいて施工を自作・DIYで行う場合、やはり最適なアレイの段数や高さというのを意識しておくことは必要だと思い至った次第である。
コメント
最後列で後ろの影を考えない場合以外、段数と土地面積は無関係です。仰角が同じなら段数増やすと高さが増えるので、その分アレイ間隔は広がります。段数を倍にするとアレイ間隔も倍必要です。なので土地利用率は同じです。
あやぱぱ様、
コメントと情報ありがとうございます。
自分で図面を書いたり計算したりしてみないと、こういうことは分からないですよね。
発電所を自身で設計され図面をお書きになるあやぱぱさんのご指摘の通りかと思いますので、私も今後検証して参りたいと思います。
今後ともよろしくご指導下さいませ。 < (_ _)>