この週末より、当方の太陽光発電所のフェンス設置の施工を始めることにした。
元々フェンスの業者に依頼する意向もあったのだが、施工費の額やその他もろもろの理由や経緯で、自ら手を下さざるを得なくなってしまったのである。
もちろん、あまりセコイことを言わず、お金に糸目を付けなければ、業者さんにお任せしてフェンス設置を行うことは可能だ。
だが、数十万円単位で差が出てくるとそれだけ収益性が悪くなり、初期投資を取り返す期間、つまりペイバックタイムがその分長くなるのをできるだけ避けたいのである。
もちろん、教訓はあった。
太陽光発電システム自体でもそうなのだが、こういった施工工事で気を付けなければならない点として、部材と施工は不可分であることが多いというものがある。
太陽光発電システムで言えば、ソーラーパネルとパワコン、架台、それに配線材料など細かい部品や材料など。これを最近はキットと称して売っていることも多いが、その際に自身で施工するのでなければ業者のあてがあるかどうか、ということである。
大抵の場合、太陽光発電システムのキットを扱う業者では、施工業者の紹介や斡旋も行うことが多く、そうすると宣伝文句のKW当たり何万円の安さ!というのが、実はそれほど安くなくなったりする事も多いと聞く。
それでも、施工業者がきちんと見つかり、施工を行うことができれば、まぁ一応発電所を設置するまでに漕ぎ着けられる。
しかし、もしそういった形で施工業者の紹介やあっせんが受けられない場合、全部自分で施工するか、誰かに手伝ってもらうか、あるいは、自分の代わりに施工・工事を行ってくれる業者を見つけなければならない。
この時に、部材を買ってくれなければ施工や工事だけでは引き受けない、という業者が実はかなり多いのである。
筆者の場合、太陽光発電システムでは部材と施工は同じ業者から買った訳で、必ずしもあまり安くは無かったが、一応ほぼ満足の行く形で発電所の立ち上げ、売電開始にまで漕ぎ着けることができた。
ところが、フェンスでは元の見積りが高かったため、自身でフェンスの代替品を探すことにした訳である。
色々と探した結果、かなり低コストなメッシュフェンスとアニマルフェンスを組み合わせて設置することとしたのだが、その部材を自身で調達して現地の業者に設置だけ依頼しようとしたところ、施工だけを受けてくれる業者がなかなかいないのだ。
フェンスの施工は、地面が土で支柱の打ち込みに問題が無ければ、自分だけでもそれほど問題は無かっただろう。だが、筆者の発電所の場合、思ったよりも岩や石が多い土地だったため、フェンスの支柱も擁壁にコア抜きするか、フェンス基礎を埋めるか、しなければ支柱を立てられないことが判明した。
ところが前述の通り、コア抜きだけ、あるいはフェンス支柱の基礎工事だけと言う形で何社かの業者に問い合わせをしても、どこもあまり良い返事をしてくれないのだ。
結局、手間ヒマが掛かる割に、儲けが少ないからということなのだろう。
結果的に、自ら手を下すことなった訳である。
まぁ、作業自体はそれほど難しいモノでは無いので、今月の週末でコツコツと作業を行っていこうと思っている。
コメント
業者は部材でも儲けを考えていますので、施行だけというのは手間ばかり掛かって儲けが少ないということだと思います。
ものはどこにでも売っているので買うことは出来ますが、業者となるとなかなか見つかりません。腕の悪い業者などもいますので、なかなか難しいですね。
蛇野様、
コメントいつもありがとうございます。
業者の姿勢については、ご指摘の通りだと思います。
人事を尽くして天命を待つ、と言う感じでしょうか。
とにかく、何とかしたいと思います。
フェンス設置までは何とかやらないと、このままではどうにもよろしくないので…