呉市の太陽光発電所7号基で防犯カメラの設置を完了

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昨朝、岡山・広島の5か所をハシゴした太陽光発電所メンテ行脚から帰宅した。

6号基@大竹市では想定外の草刈り作業が発生してしまい苦汁を飲んだが、その後の呉・7号基と東広島・4号基はほぼ予定通りの作業を粛々と行い今回のノルマはほぼ達成できた。

以前のブログ記事にも書いたことがあるが、筆者の太陽光O&Mにおける基本的なポリシーは、「作業やメンテナンスの手間暇を行く度ごとに軽減できるようにする」ことである。

もちろん、様々な経緯や状況のため単純な作業だけで終わらせざるを得ないことも多々ある。今回も呉以外ではほぼ草刈りだけしか出来なかった感じだ。

それでも何か所かを巡回する中で発電所1基でもO&Mの工数削減や効率改善に寄与できることがあれば、それを優先して取り組むことによって、その後のメンテ作業を少しずつ楽にしたり、費用対効果を高めたりすることが可能となるからだ。

そういう意味で、呉の7号基で今回設置した防犯カメラは、筆者としてもかなり得点の高い成果だったと自負している。採用したのは、ハンファQセルズの「DVR-SL1」というネットワークカメラ。

ハンファQセルズと言えば、太陽光パネル製造のグローバル大手の一角であり、筆者も1号基で採用しているが、防犯カメラ等の関連商品も手掛けているのである。

太陽光で動作するネットワークカメラを設置

価格的にはまずまず、どちらかと言えば業務用というより家庭などでの使用が多いのかと思われるが、このDVR-SL1の最大のメリットは無線LAN(Wi-Fi)でのネット接続に加えソーラーパネル搭載によって電源への電線も一切引き回す必要がないことである。

これに先立って茨城県鹿嶋市の5号基にも同機種を設置しており、ここでの運用実績がかなり良いこともあって、今回の呉と、あと2か所ほどにも設置することにしたのだ。なお、5号基のものは第一世代のDVR-SL1だったが、現在市販されているのは同機の第三世代となり、コスパや性能も改善されているようだ。

設置作業は、まず必要なだけの電力を充電、無線LANの電波をDVR-SL1で受信できるようにし、スマートフォンにインストール済みの専用アプリ「Doby」に本カメラを登録、発電所内の適当な所にカメラ自体の設置を行うという一連の作業となる。既に行ったこともあるので、迷うことや躓く所もそれほどなく、ほぼ順調に進めることができた。

その結果、5号基と同様に呉の発電所も、どこに居ても好きな時に スマホの画面から様子を確認することが可能となった(下図)。

呉市の太陽光発電所7号基、ヘルメットの作業者は筆者
呉市の太陽光発電所7号基、ヘルメットの作業者は筆者

Wi-Fiが少々弱いのが玉に瑕だが、これまでの運用では故障して一切動作しなくなったこともないので、複数個所への導入へと舵を切ったワケである。

機能や信頼性の面では本機種より優れた防犯カメラもあるとは思うのだが、とにかく発電所の様子を手軽にスマホで確認できるということを最優先して今回の採用と設置を決めた。

必要があれば今後また防犯カメラの機種入れ替えなども行う可能性はあるが、当面の間はこれで間に合わせ、発電電力量の監視の方もできるようにしたい考えだ。

両面発電用の反射シートや追加の猫対策も追々…

ちなみに、呉の7号基では狭小地ながら両面発電パネルを採用しており、その機能を多少なりとも活用するための反射シートも既に調達済み、現地に置いてある(7号基も一部、資材置き場と化しているw)。

次回か次々回になるかは、呉の天気と筆者のやる気次第だが(汗)、特に午後の少し遅い時間に用地の北西部分に差し込む西日の反射光を発電電力量の底上げに うまく活用できればと期待している。

あと呉で想定外だった、野良猫への対策。これについてはあと一歩でほぼ完全な形になりそうなので、次回くらいには対応を済ませ、本ブログにてまた改めて一部始終をご報告したい。

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