前回の記事を投稿した後、またかなり長い間この太陽光発電ブログを放置していた(汗)。
という訳で、久々に最近のオペレーション&メンテナンス(O&M)について備忘録を兼ねて記しておくことにする。
メンテナンスのメインが雑草の管理であることに変わりはないのだが、一部の発電所ではそれ以外に対策を講じなければならないこともある。当方の場合、具体的には野良猫(呉市の7号基)とタバコの吸い殻投げ捨て(大竹市の6号基)である。
いずれも、かなり以前から問題として認識しているのだが、なかなか解決に至らず、正直「苦慮」という表現を使いたいくらいだ。
ともかく放置していても解決する訳ではないので、また来週明け位から現地に赴き対策を講じるつもりでいる。
野良猫対策をいろいろ試すものの…
まず、呉の野良猫。これは発電所のご近所の方の中に野良猫に餌をやってる人がいることもあり、野良猫がその辺に居ついているというのがまず根本的な状況。ただ、そういった方に現地で暮らしてもいない筆者から文句を言う訳にもいかないし、当の相手は畜生だから話して聞いてもらうのも不可能。_| ̄|○
これまでにも相当の費用と手間暇をかけて、フェンスを敷設したり、木酢液を散布したり、さらには猫が忌避するとされる周波数で超音波を出す機器を何個も設置するなどして対策してきたのだが、それらも400㎡近くある発電所の敷地内をすべてカバーするという点では限界があった。
その結果、野良猫自身に悪気はないのだろうが、未だに敷地内(場合によってはパネルの上側)を自分の縄張りよろしく闊歩しては「置き土産」をしていくという状況には大きな変化がなく、ネットで野良猫の対策を調べては、あ~でもない、こ~でもないと考えつつ現在に至っている。
先日のメンテ行脚では、見つけたフンを処理しようとしていた際に思わず踏んづけてしまうなど大失敗もしてしまい、「もーマジで頭に来た!!絶対にこいつらをこの発電所から追い出してやる!!!」と決意を新たにしたのだ。
野良猫の対策としては、①猫の嫌う木酢液や柑橘類の液剤を撒く、②猫の嫌う超音波を出す機器を設置する、③物理的に入れないようフェンスなどで敷地を囲う、④猫が歩けないようにトゲトゲの付いたマットを敷く、等といった対策が知られている。
猫よけフェンスで発電所全体を囲う方針でいくことに
だが、①時間が経つと匂いが薄れたり無くなったりして、また猫がやってくる、②については、年を取った野良猫にはほとんど効かない上、全エリアをカバーするのが困難、③敷地全体をフェンスで囲うのは大がかりで大変、④自分が歩く通路には敷けない…といった感じでそれぞれ問題点があった。
筆者の場合、④を除き7号基の現地でこれらをほぼすべて実践してきたのだが、上述のように限界があり、結果的にまだ問題が解決するには至っていない。
とはいえ、アニマルフェンスや金網を敷設した発電所の前半分(南側)には猫が入れなくすることに成功しているので、とりあえずそれを残りの後半分(北側)にも同様に拡張する方向で考えている。
現在、発電所の後半分には、超音波を出す機器を複数個設置してあるのだが、少なくとも野良猫のフンがなくなってはおらず、効果があるのか、もし効果が多少なりともあったとしてどの程度なのかは良く分からない。
7号基の発電所の後ろ半分は架台が筆者の身長より高い部分も多く、施工作業もかなり大変になるが(1.5m位の高さだと猫はジャンプして飛び越えることができるため、そういった点も考慮して施工する必要あり)、背に腹は代えられない。
鹿嶋の5号基にも猫が出没!
ちなみに、昨日は鹿嶋の3号基と5号基のメンテ作業を行ってきて、防犯カメラで録画が可能となったので、さっそく確認してみたところ、なんと5号基でも猫(おそらく野良猫、もしかしたら周辺の民家で買っている飼い猫?)が出入りしていたことが判明した。
茨城県鹿島市の太陽光発電所5号基で防犯カメラが捕らえた野良猫。
パネルアレイの前で寛ぎ弛緩しきっている(苦笑)。
なぜ猫が太陽光発電所を好むのかは見当もつかないが、人の出入りが少なく日当たり良好だから猫にとって居心地が良いのかもしれない。いずれにしても、5号基でも実害が発生するようであれば7号基と同様に対策しなければ…と考えている。
コメント
あまり推奨出来ないけどクレゾール巻くしかないかもですね、
雨で流されないような所で。
猫は勝手に入ってきますからね
コメントおよびアドバイスを下さり、どうもありがとうございます。
クレゾールというのは知らなかったので調べてみました。
毒性や臭気がかなり強力な薬剤のようで、取扱には注意が必要そうですね。。。
この発電所は民家も近いのでクレゾールを撒くと苦情が来るかもしれませんが、引き続き対策を検討したいと思います。