筆者はこの嵐山の産業用太陽光発電システムも半年前に見ていたとはいえ、その頃はまだ稼働していなかったので、稼働後は今回が初めてだ。
また、防草シートや「エコめがね」は、まだ設置されていなかったため、それらを見れたのが今回の収穫である。
エコめがねは50万円ほどと初期コストは高いが、10年間その費用だけなので、年間当たりのコストは5万円、月割りにすれば5000円弱となり、通信料(3G携帯電話網を利用)も込みである。
そういう意味では、手っ取り早く産業用太陽光発電システムのモニタリングを行いたいなら、エコめがねが良いかもしれない、と筆者も思う。
ただ、M2Mルータの良くて安いのを見つける事が出来れば、もっと低価格で同様のモニタリングシステムが組める可能性があると考えている。
防草シートの加工例と言う点でも、今回の見学会はとても参考になった。
筆者は出来れば、クローバーやヤギ等による雑草対策を行ってみたいのだが、それらは手間ヒマが掛かるのが難点であり、残念ながら現在の筆者には現実的な解ではない。
現在、まだ会社勤めでもある筆者には「フリーメンテナンス」、つまり手が掛からないことが最も重要である。
また、除草剤は周囲の田んぼへの影響や迷惑を考えると採用出来ない。となると、消去法的に防草シート程度しか雑草対策ができないのである。
防草シートの継ぎ目や地面に埋めたパイプの周囲のコーキングなども細かい点だが、雑草が生えてこないようにするためには大切な工程となるだろう。
また、水道を引いておくということも長期に渡る産業用太陽光発電システムのメンテナンスを考えるうえでは重要となる。水が全然ないと、パネルを洗い流すのも完全にお天気任せになるからだ(それで十分と言う方は、もちろんわざわざ水道を引く必用はないが…)。
と、こんな感じで嵐山ベースの方も見学を行い、あっという間に1時間ほどが経ったと思う。
という訳で、そろそろ撤収とあいなった。
(続く)
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