米アップルが中国でメガソーラー建設を加速

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米Appleが中国で太陽光を増強、サプライヤにも半強制?

米アップルが、製造委託先メーカーを介して「iPhone」や「iPad」などを製造する中国で太陽光発電プロジェクトなどで環境対策を強化することを発表した。

アップルの取り組みは、自社による200MW以上の太陽光発電所(メガソーラー)の建設と、製造委託先メーカーによる同様の取り組み(2GW以上!)の二本立てとなっている。

自社だけでなくサプライヤの製造委託先メーカー(Foxconn/ホンハイ)にも環境対策を半ば強制的にやらせる(?)あたりが、米国企業らしいというか剛腕というか、とにかく凄いなと感心させられる。持続可能性に対する並々ならぬこだわりが、アップルらしさなのかもしれない。

とはいえ、中国と言う国の人口(13億人)や経済規模(名目GDPで約11兆米ドル、米国に次ぐ世界第2位)を考えると、アップルをもってしても全体から見ればまだわずかな割合に留まる。

今後、他の米国IT企業がアップルにならって中国の企業に環境対応を促すような展開を期待したい。そうすれば、気候変動などの影響をかなり緩和することができるかもしれない。

アップルは米国でもデータセンターでメガソーラーを運営

なおアップルは中国だけでなく米国にあるデータセンターなどの事業所でもクリーンな電力を調達したり、それが簡単に入手できない場合は自らメガソーラーを建設したりといった取り組みを既に行っている:

所在地出力稼働時期パネル備考
米国カリフォルニア州
モントレー
130MW2016年Q4First Solar「カリフォルニア・フラッツ・ソーラー」プロジェクトの一環
ノースカロライナ州
コノヴァー
20MW2012年Sun PowerDuke Energyに売電
ノースカロライナ州
メイデン
20MW2012年Sun Power隣接データセンターに給電。燃料電池(10MW)も併設
ネバダ州リノ18MWメガソーラーを計画中
オレゴン州
プラインビル
税の優遇でデータセンター増設、太陽光も設置か

ちなみに、このようにデータセンターでクリーンな電力を使うというIT企業は米国ではアップルだけではない。グーグルやフェイスブックなど大手のネット企業は、どこも多かれ少なかれ同様の取り組みを行っている。

現時点では、まだ米国と中国という両大国では石炭火力が主力なのだが、いずれも凄い勢いで太陽光や風力などの再エネを増やしている。逆に、日本は低コストだからといって、石炭火力や原子力を増やそうとしており、世界の流れと逆行している感じだ。

そう遠くない将来、日本の石炭火力発電所が吐き出す温暖化ガス(CO2)や原発が垂れ流す温水と放射能が他の国から非難の的になるかもしれない。

* 発表資料:
http://www.apple.com/pr/library/2015/10/22Apple-Launches-New-Clean-Energy-Programs-in-China-To-Promote-Low-Carbon-Manufacturing-and-Green-Growth.html

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