太陽光の売電収入が振り込まれない!?振込日はいつ?

この記事は約4分で読めます。

検針票とか明細はどこ? 振込日はいつ? なんで振り込まれない?

電力計先月の上旬に連系され、売電開始した当方の太陽光発電所。

売電を始めて1ヶ月経ったので、検針票が送付され売電収入が振り込まれるかと思っていたら、まだ何も入金されない

実は筆者だけではなく、風の谷のNさんも同様の状況だったのだが、筆者の方から5日ほど前に中国電力のサポートセンターに問い合わせて真相が判明したので、本ブログで記しておきたい。

まず、検針票(明細)については発電所の住所に検針員が置いてくるそうである。

では、郵便受けの類がない場合どうなるのか、と聞いたら、そういう場合は、検針員が持ち帰ってくるだろうとの話だった。筆者が神奈川県の自宅でいくら待っても、明細も何も来ない訳だ(笑)。 

検針票以外にも、今後明細などが来る可能性を考慮して何か安い郵便受けなどをフェンスにでも付けようと思う。

【追記:2022/10/23】
その後、合同会社を設立したこともあり、発電所にも郵便受けを設置している。

中国電力・東京電力では検針月〆の翌月15日払い

次に実際の売電収入だが、これは中国電力の支払い・決済の慣習、サイクルによるということだった。つまり、売電収益の支払い(当方口座への入金、振込日)は、検針月〆の翌月15日払いだそうだ。

東京電力もほぼ同様。(九州電力の場合は、検針日によって変わるらしい。)

したがって、先月の9日に連系完了、売電開始でも、5月8日かその頃に検針。
その検針分に対する支払いは、6月15日。

ただし来月の15日は日曜日なので、その次の営業日=6月16日の月曜に振り込まれるとの説明で、なるほど…と一応、事情はすべて呑み込めた。

筆者にも多少なりともビジネスの経験があるので、法人取引の世界では企業によるこういった締日と支払日の習慣がそれほど珍しくないことは知っている。

だが、こちらがパワコンで使った電気の電気代はわずか300円あまりでも間髪を入れずに筆者の神奈川の自宅まで請求書をしっかりと送りつけて来るくせに、自身の支払うカネは平気で1ヶ月以上先延ばしにするという神経はいかがなものか。

(金額的にはこちらが受け取る額の方が先方に支払う額の100倍以上と桁違いに多いので、支払を先延ばしにするという企業心理は分からないでは無いのだが…)

売電収入の入金と融資返済の引落しのタイミングに注意

お蔭で、日本政策金融公庫の融資への支払いはすでに最初の分が引き落とされてしまったのにも関わらず、売電収益の支払いは来月までお預け、振り込まれないということなってしまった。

預金口座の残高に余裕を持たせているため問題はないが、資金繰りがカツカツの口座だと融資の支払いの引き落としができずにトラブルが起きるような方もいるかもしれない。

仕方がないので来月中旬まで待つしか無いが、さすがにちょっと頭にきた。なので、わずかな額ながらこちらも可能な限りギリギリまで中電に電気代を支払わないことに決めた。

幸い預金口座の方は資金がそれほどタイトな訳ではないので、1ヶ月位ズレても資金繰りに困ったり、誰かに迷惑を掛けたりすることは無いのだが、役所みたいな大企業が零細な個人事業者に対して取る態度としてはあまり格好の良いモノでは無いと思うのは筆者だけだろうか。

大方の世論に反して駄々っ子のように原発再稼働を主張するだけでも好きになれないのに、こういう阿漕?な企業姿勢を知ると、その気持ちが増幅される一方である。

ともかく、固定価格買取制度により太陽光や風力の売電事業を今後手掛ける方も、売電収入の支払い(振込日・入金)は検針日(検針月)の翌月になるという点に十分にご注意されたい。

スマートメーターへの交換後も振込日や入金日に変更なし

電力大手十社では現在アナログ式の電力系からデジタル式のスマートメーターへの交換を進めており、既に多くの家庭や事業所(太陽光発電所も含む)でスマートメーターによる電力消費量の自動計量が行われている。

東京電力によりスマートメーターへの交換が完了
「Looopでんき」のマイページで確認していた、電気の切り替えが5月2日から遅れていたが、昨6日に東京電力から電話で連絡があった。要旨は以下の通り: 明日(つまり今日)、スマートメーターの設置工事を行わせて頂きます。停電はありませんし、お立...

これにより、スマートメーターが設置された所では、検針員が顧客や需要家の所に直接来訪することはほぼ無くなっているようだ。

ただし、スマートメーターによる計量に置き換わっていても、検針日のタイミング自体に変更はないため、明細や「購入電力量のお知らせ」に記載されている支払予定日のタイミングにも変更はないと思われる。【追記:2022/12/14】

中国電力より振り込みあり!
今朝、城南信用金庫の筆者の口座に中国電力より売電収入の振り込みがあった。 中電のサポセンの方に聞いていた通り、15日が土日なのでその次の最初の営業日、つまり本日16日の月曜日だった訳で、約束通りではあるが正直安堵した。 なにしろ、売電開始し...

コメント

  1. 蛇野 より:

    当方中部電力管内です。
    検針票は自宅に送っていただいております。
    申込の時に記入する欄がありました。
    ですので、このブログを読んだ時に非常に違和感がありました。
    申し込めば対応をしてもらえると思います。

  2. 通りすがり より:

    東電管内で50kWを保有しています。支払いサイトは月中旬の検針で翌月5日払いなので、中電よりは短いですね。
    東電では通常の需給契約の場合、検針票を指定住所宛に送付してくれるサービスがあります。太陽光でも対応してくれるかの確認はしていないのですが、このようなサービスはないのでしょうか?

  3. らのり より:

    当方関西電力管内です。
    買電の分は、振替支払いで一発で引き落とし出来れば54円引きになります。(要するに普通の引き落とし払い)
    関電はこれを早収と呼んでいるようです。
    自分は早く貰ったから割り引くね~ と考えると売電支払いが遅いのも納得かな・・

    きっと電力会社はそういう理由で制度を作っているのではないでしょうが(^-^;)。

  4. bigfield より:

    蛇野さま、

    いつもコメントありがとうございます。 

    実は、風の谷のNさんも検針票を発電所ではなく自宅に送って頂いていると聞いてまして、筆者だけそうできないことは多分無いかなと思いますので、中電(中国電力の方)に確認してみたいと思います。

  5. bigfield より:

    通りすがり様、

    コメントどうもありがとうございます。
    中電もたぶん、同様のサービスなり対応なりは可能かと思われますので、問い合わせてみようと思います。

    今後とも、どうぞよろしくご指導ください。< (_ _)>

  6. bigfield より:

    らのり殿、

    コメントいつもありがとうございます。

    早収については、私に送付されてきた中電の電気料金請求書にも同じような「早収期限日」という記載がありますので、恐らく十社どこでも同様の対応かと思います。

    電力の諸制度については、発送電一貫体制といい、地域独占といい、時代にそぐわないモノばかりになっていると感じます。

    電力自由化が本格化すると、そういう過去の遺物に拘っているような「恐竜企業」は遅かれ早かれ生き残れなくなると思いますが、もうしばらくの間は辛抱するしかないですね。。。