西日本で記録的な長雨、低晴天率の8月

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「風の谷太陽光発電所」所長のNさんから、5日ほど前にメールを頂いた。

「テンションが下がります…」という悲痛な叫びにも近い件名のメールには、今月の日照時間の少なさについてのニュースの引用と共に、彼自身の発電実績についてのデータがあった。

西日本 8月上旬は記録的に雨多く 今後も長雨・日照不足が続く
(Yahoo!ニュース/ウェザーマップ)

Nさんのメールより一部引用させて頂く:

ピンポイントで岡山県がないのですが、おおむね昨年の30%程度しかないということで確かにかなり8月の売電実績は低いです。7月の一日あたりの平均が約220kWhでしたが、8月は18日までの実績で141kWhしかありません。

 

ということで、筆者も確認したいと思いYahoo!天気のデータから晴天率を計算してみた:

2014年7月~8月の天候
(注:7月は全日数、8月は22日までの分を記載)

たしかにこれは悲惨な状況である。22日までの晴天率はわずかに36.4%。仮に今月の残りの日が全部晴れでも晴天率はやっと55%程度、「晴れの国」岡山にとっては不本意な気候であることには間違いない。

集中豪雨による崖崩れなどで多くの犠牲者が出ているお隣の広島県の状況に較べれば、贅沢な悩みなのかもしれないが… 

ちなみにYahoo!ニュース/ウェザーマップの最新の報道によれば、西日本では26日の火曜日以降は大気の不安定な状態が解消に向かうそうである:

23日も列島各地で大気不安定 引き続き土砂災害に警戒を

ともかく、岡山らしい晴れの日が一日でも多くなることを祈るばかりだ。
小学生みたいに「てるてる坊主」でも作って発電所に飾りでもすれば、少しは天気が良くなるだろうか。。。

コメント

  1. にゃんた より:

    こういうときは日照時間で比較すると、計画地に対してどのくらいいくかわかりますよ

  2. 蛇野 より:

    日照時間の定義は、150W以上の照度があれば晴れとされてしまうことにあります。
    雲ひとつ無いような時なら1000Wなので、その時の15%以上あれば日照時間にカウントされてしまいます。
    朝夕は晴れて昼間曇る場合、朝夕は曇りひるまはれる場合、日照時間は同じでも発電量は違ってきます。
    降水の場合も時間雨量0.9ミリだと0ミリとされて染まします。時間雨量0.9ミリが1日続くと21.6ミリの雨ということなのですが、記録上は降水0ということになります。
    記録と実態には乖離がありますので、発電量で見た方が実態に近いように思います。

  3. bigfield より:

    にゃんた様、

    コメントありがとうございます。ご教示のとおり、晴天率より日照時間の方がより正確な判断が可能ですね。調べてみたいと思います。

    蛇野様、

    日照時間に関する詳細のご教示どうもありがとうございます。

    にゃんた様にもご指摘頂いておりましたので、晴天率は参考データということで、日照時間と実際の発電量で評価、判断してまいりたいと思います。