UAE出張で分かる、日頃の行いの良しあしw

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アラブ首長国連邦・ドバイの夕景

アラブ首長国連邦・ドバイの夕景(写真:パブリックドメイン)


今週は金曜日まで、勤め先の仕事でアラブ首長国連邦(UAE)にいる。

ひょんなことから、ある国際会議を取材することになったのだ。筆者のカバーする範囲は、スマートシティに代表されるエネルギーとか環境、持続可能性(サステナビリティ)などに関することである。

現在、エミレーツ航空・Ek319便でドバイに向けて飛行中。取材先からの招待ということで、久々のビジネスクラス。10時間を超えるフライトでは、エコノミーは辛いので、これは有難かった。

しかも、飛んでいる飛行機の中からWiFiが使えると言う経験は初めて。これは素直に凄いと思った。

常識が通用しない国の人々とどう付き合うか

ただ、今回の出張はどうも、少しイヤな予感がする(笑)。

勤め先のある大先輩も、5年ほど前にUAEで取材されたと聞いたのだが、なんと事前に入れていたアポイントの大半がドタキャンされたそうである。

あまりネタばらしをするとマズいので差支え無さそうな範囲に留めるが、ともかく中東のイスラム教地域では、欧米や日本といった西側先進国の常識や時間の観念が通用しないのだ。

実は、いま飛んでいる飛行機のチケットも今朝=出発の当日(日曜日)まで情報をもらえなかった。

筆者はこれまでに相当数の海外旅行や出張をこなしているが、手配が自分か他人かを問わず海外への出張で自分の乗る飛行機のチケットを当日まで入手しないと言った経験は皆無だった。

どうやら、現地の担当者を日本側の係員が明け方か未明に電話で叩き起こしてフライトのチケットを取らせた、そんな感じだった。で、直前だったためか、あるいは元々招待だったからかは分からないのだが、ビジネスクラスでのドバイ入りとなったわけ(嬉)。

ちなみに、送られてきたエミレーツ航空のEチケットの金額をみると、約2万7000AEDとあった。AEDというのは、UAEの通貨単位で、「ディルハム」というもの。現在の為替レートでは、1ディルハムは、約32円位である。

掛け算をすればお分かりの通り、今回のフライトは普通の庶民ならまず支払うことがないような金額のチケットとなっていたw(多分、ドタバタで直前に取ったからだと推測)。

まぁUAEはバブリーなので、筆者のようなしがないサラリーマンの記者まがいが乗る飛行機のチケットに散財できるおカネもたくさんあるのだろう。

今晩泊まるホテルがどこだか、まだ分からない…(汗)

バタバタしているのはフライトだけではない。
出張先の宿泊先のホテルすら、まだ分かっていない(滝汗)。

普通の海外出張なら、誰が手配しようと到着したその日に泊まるホテルくらいは予約する。

かなり旅慣れていて出張や旅行の途中に都度ネットで宿を予約することが多い筆者でも、旅程の全部を完全に予約しないまでも、現地で路頭に迷わないように到着日の晩のホテルは必ず確定させてから飛行機に乗る。

しかし、今回は先方からの招待で航空券も宿泊も先方持ちとのことで、先方に任せていたら、ドバイで今晩泊まるホテルすら未だに不明という、普通ならあり得ない状況となっているのであるw。

一つには、UAEつまり回教国が金~土と休み(欧米や日本など、非回教国の土日に相当)だったからということはある。

それでも、普通なら招待する相手の泊まるホテル位、出発までには教えてくれそうなものだが、そういった常識が通用しないのが回教の国々ということなのだ。

もっとも、日本や欧米レベルの常識が通用しないと言う意味では、中東だけじゃなく、インドや中国、あるいはそれ以外のアジア・アフリカ、中南米のどこかの国ということはある。

それにしても、こういった状況は久し振りである。

ドバイの空港に着いたら、現地の担当者が迎えに来てくれホテルまで送ってくれると聞いているのだが、これも正直言って怪しい(苦笑)。

最悪、自分で宿泊先のホテル(分かればだが…)または国際会議の開催されるホテル(これは確認済み)まで行ければ何とかなるだろうということで、約2000円を投じ、「地球の歩き方 ドバイとアラビア半島の国々(2015~2016年版)」を成田空港まで行く途中の書店でゲットしてきた。これさえあれば、空港から市内までは自力でも何とか辿り着けそうである。

運が良ければ、お迎えもきちんと来てるだろうし、今晩から木曜の晩まで泊まるホテルもちゃんと予約が入っていることだろう。筆者の日頃の行いが良いかどうか、試されているw。さもなければ、とにかく地球の歩き方を片手に、バックパッカーよろしくドバイ市内まで冒険モードで向かう。

幸い筆者は旅行というか「旅」が好きである。

こういったハプニングも、「まぁ、なんとかなるべ~」と鷹揚に構えるだけの心の広さも持ち合わせているつもりだ(大雑把のB型ということも大きいかも)。

残念ながら取材する内容自体をこのブログに書くことは、職務の制約上ほとんど出来ないが、それ以外のこういった裏ばなし、それに仕事とはあまり関係ないドバイやUAEの情景、そういったことをこの何日かは認めておこうと思っている。

よろしければ、是非お付き合い頂ければ幸いである。(続く)

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