為替が一段と円高の局面に入っている。
政府・日銀の金融緩和、さらには日本の経済史上初のマイナス金利などによって、円安・株高へと誘導されていた日本経済だが、米国の景気が想定外に回復が鈍いことや中国の経済も振るわないことなど、グローバル経済との関連もあり、少なくとも5月のG7サミットまでは現在の円高トレンドが続きそうだ。
太陽光パネルや架台などを輸入品に頼るとすれば、円高の方が日本円での支払いは安く済むため、今が絶好のチャンスということになる。
一時は円レートが1ドル120円を超えていたのが、現在はほぼ1年半ぶりに107円台をつけるなど、10%ほどの円高となっている。つまり、直近の為替レートがソーラーパネルや架台の決済にストレートに反映されれば、10%位安く買えることになる訳だ。
これまで相当にもたついてきたが、今回の円高のチャンスを逃さずにパネルや架台の発注を掛けることにしたい。
円安にしたら景気が良くなるという単純な幻想
それにしても、メディアの報道を読んでいると「違うだろ!」と憤りを覚える行も少なくない。例えば、毎日新聞による記事の次の箇所:
安倍晋三首相は円安によって輸出中心の大企業の収益を増やし、個人消費の増加につなげる「景気の好循環」を目指してきた。
大企業が日本の雇用のどの程度の割合を占めるか、理解しているのだろうか。
経済産業省の資料などを調べればすぐに分かるが、大企業の数は日本の全企業のうち、わずか0.3%。絶対数では、全企業数約420万社のうち、たった1万2000社程度だ。
従業者数でみれば、その割合は30%程度とされるが、依然として残りの70%が中小企業に勤めている。(筆者も当然その70%の方に入る。)
しかも、日本経済が一頃は慢性的な円高の環境下に置かれていたため、自動車や電機など輸出中心の大企業は工場を中国やアジアなど海外に移転してしまっている。
このため、今さら多少円安に戻したところで、それらの工場は簡単に帰ってこないのだ。
つまり、日本経済の構造が高度成長期など以前とはすっかり変わってしまっているのに、相変わらず輸出中心の経済ばかり意識して的外れな経済対策を行っていたのがアベノ…もといアホノミクスである。(アベノミクスに誘導されてから後に露呈したことだが)
だから、いくらおカネをジャブジャブにして円安誘導したって、個人消費が増加するとは限らない。
ましてや、筆者を含み年金や将来の老後の不安が根強いため、政府がそういった不安をまず解消してやらない限り、節約や倹約に慣れて財布のひもが固くなった消費者が簡単にお金を浪費する訳もない。
さらに、消費税率の引き上げが消費を冷え込ませることなど、中学生でも分かる。
まぁ、国会答弁では官僚が書いたフリ仮名付き原稿を読み上げるだけだし、パートの時給すら正確に知らない七光りのお坊ちゃんには、これ位の簡単なこともロクに分からないのだろう。
コメント
慌てるナントカは、貰いが少ないですよ。
使うときに買うのが一番です。保管の手間も馬鹿になりませんし
最新型が出たときに型落ちを使う寂しさは厳しいです(PCSのマルチストリングスが出始めたときに非マルチを設置した悲しさ・・・)
ただ、万が一制度改悪が起こって、みんなが完成を急ぐと厳しくなりますねえ。
匿名希望=通りすがり(鬼)さま、
アドバイスどうもありがとうございます。
もちろん、単に円高だからというだけで部材を購入すると言う訳ではありません。
既報の通り、3&4号基の用地が既に施工待ち状態ですので、資金調達の方が首尾よく進めば特に他の場所に保管するといった必要もない筈です。
制度改悪については、留意のうえ進めたいと存じます。
今後ともよろしくご指導下さいませ。
はじめまして、架台を探しています。今までは置き基礎で、地面に並べて設置の仕方と屋根に設置の2通りしかしてなくて、後二基をこれから工事に入ろうとして、架台で草刈りをあまりしなくて、整地もきちっとしないで済む、お安いお勧めの架台はありませんか。よろしくお願いいたします。