給与所得を太陽光の売電収益が初めて上回る

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太陽光発電所2号基でのメンテ作業を終えて、倉敷発の関東に戻る高速バスの車中でこのブログ記事を書いている。

太陽光1&2号基の無事を確認

3連休の後ろ2日を利用しての太陽光発電所のメンテナンス作業、それなりに経費は掛かったが、やはり来て良かった。台風の直撃コースだったので心配していたが、1&2号基のいずれも特に大きな問題は無かったことを確認でき、雑草対策などをある程度行えた。

「風の谷発電所」のNさんのように遠隔監視と太陽光発電所の監視の両方、雑草対策もほぼ完璧な体制に出来ていれば、こんなにバタバタする必要もないのだが、愚図な筆者にとっては仕方が無い。とにかく、遠隔監視を1号基は復旧、2号基は設置を急ぐつもりではある。

1号基の方は、「セコめがね」が復旧できなかったのだが、これはやはりルータのファームウェア・アップデートを行ってしまったために固定IPの設定などが初期化されてしまった可能性が高いように思う。よって、昨日迷った挙句に置いてきた3G WiFiルータを本日回収して、自宅で再度設定を確認ないし修正してから現地に再設置することにした。

ネット自体は3G WiFiルータでも繋がるので、設定作業は現地でも行えるはずなのだが、電源やら、常時ネットに接続できる環境やら、と言った事を考えると、現地では作業をし辛い。それに、固定IP周りの設定を行ったのが昨年の11月で、どんな設定だったかをほぼ忘れてしまっている(爆)。現地で徒に時間を浪費するよりは、潔く自宅での設定を行うことにして、残りの時間を2号基の確認とメンテナンス作業に充てたいということだ。

2号基の方、今回はあまり時間が無かったのだが、先週の草刈りの作業時に誤って破損したPF管の部分にコンクリート製のU字溝を被せておいた。前回、防水テープを2重巻きにして応急処置を行ったのだが、それだけでは不安なためだ。

U字溝を破損したPF管に被せた

過積載番長のアドバイスに従って、全部の箇所にU字溝を被せておきたいところなのだが、U字溝の価格も結構バカにならない(サイズにより800~2000円/個)ので、今回はPF管の破損箇所だけとした。

2号基の雑草対策は、架台の高さが1mあるためそれほどムキになる必要はないし、周囲が農家ではなく、多少雑草が伸びてもあまり苦情が来ないということはあるのだが、さすがにほったらかしておくのは、草茫々になり足の踏み場が無くなるので、そうなる前にもう一度刈払機で草刈りをする、その際にシロツメクサの種蒔きをする、といった雑草対策を考えている。

なぜこんなにジタバタするのか?

こんな感じで、今回もバタバタと岡山の太陽光発電所2カ所の現地での作業を終えて帰路に就いている。2号基の拠点が倉敷となっており、高速バスのターミナルが倉敷駅の北口で、そこにはスーパーマーケットやフードコートが完備したショッピングモールがあるので、作業後に高速バスに乗る前にそこで取りあえず冷たいビールを一杯飲んで腹ごしらえをすることがささやかな楽しみで習慣になりつつある。(夏場は作業後に汗だくになるので、シャワーも浴びることが出来れば尚良いのだが…)

作業後に飲むビールは美味い!

傍目から見たら、ほとんど草刈りだけのためにわざわざ関東から岡山まで週末に往復するなど、狂気の沙汰かもしれない。しかし、これも太陽光発電を20年間に渡る安定した年金的な収入とするために他ならない(+西日本への移住を含みにしていることもある)。

論より証拠、一つ今月節目となることがあった。筆者の給与所得(税金天引き後の振込額)と太陽光発電の売電収益(1&2号基の合算)の額が、ついに逆転したのだ。

税込み収入ではまだ本業の給与所得の方が少し多いし、副業の太陽光発電の収益の方は融資の返済がある。それに、冬季だと最善の時期の半額程度にしかならないので、それも考慮するとまだまだ本業を辞める訳には行かないのも事実。

それでも、これまで色々と苦心惨憺して準備を進めてきた太陽光の1号基と2号基で少なくとも冬季以外では本業に匹敵する収益が確保できるようになってきた訳で、これは精神的にも財政的にも非常に大きな助けとなってきた訳だ。

毎月、給与の振り込みが25日、その10日前の15日が中国電力から売電収益が振り込まれる日である。一月に2回収入が振り込まれるのは、大変有り難いと感じている。(出来れば、5日にも振り込みがあると、さらに嬉しいのだが…)

太陽光3号基(広島県南西部)の連系工事負担金が確定

あと、もう一つ今週は嬉しいことがあった。それは、広島県の南西部で進めていた、3号基の連系工事負担金が確定したことである。それも、これまでで最も安く済んだのだ。1号基では60万円弱、2号基では90万円弱と嵩む一方だった連系工事負担金。

それが、3号基では電柱が近かったためか、20万円も掛からずに済んだのである。

中電の廿日市市営業所には3カ月以上待たされたのだが、この額で済むのなら文句はない。連系工事負担金の案内を見ると、出力抑制についての注意書きもしっかりと記載があったが、3号基の場所は住宅が結構多い所の中にあるので、実際には出力抑制は掛かり難いと見ている。

広島では東広島でもう1基準備中の案件があるのだが、こちらは電柱への距離がかなり(50~60m)あるので、負担金も3号基よりは掛かるとみている。それでも1号基と2号基の経験からは100万円を超えることは無いはずなので、「果報は寝て待て」という所だ。

コメント

  1. パワコンマニア より:

    草刈り機でPF管ざっくりという話はよく聞きます。草刈り当日は影響無くても後々時間がたってから漏電したり、雨の日だけ漏電したりということもあるので注意が必要です。漏電ブレーカーも出来ればパワコン毎に、アースもしっかりとっておくのは重要。件の静岡県西伊豆感電死亡事故見るに富にそう思います。出来れば埋設可能な個所のPF管は埋めておきたいところです。

    以前防草シートを止める杭が見事にPF管にヒットしていたこともありました。CVT切り裂いて刺さっており漏電しておりました。こういうことも稀にありますので要注意です。

    • びっぐふぃーるど より:

      パワコンマニア様、

      いつもコメント有難うございます。
      最近、太陽王子のブログ記事に、まさにご指摘のような事故とそれによる火災の事例が掲載されていましたが、私も注意しなければなりませんね…

      「太陽光発電所の草刈りと火災」
      http://a-vein.com/2015/07/17/6316/
      ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル