まさか何年も前の造成工事のせいで、こんな事件になろうとは…
東広島の発電所4号基で、沿道の用水路(?)部分の修復工事を行っている。
コトの発端は、当方の発電所の造成工事らしい。
2週間ほど前に、付近の農家の方からこの件についての苦情を頂いた。つまり――
用水路の集水桝(ます)がこちら(発電所)側に少しズレてしまい、その結果、用水路と集水桝の間にヒビが入り、そこから水が漏ってしまうようになった。
用水路の水が漏ると、ここより下流の田んぼに水が行かなくなり、コメが出来なくなってその田んぼの農家の方々が困る、裁判沙汰になるかもしれないから、何とかした方が良いよ…
ということである。
ちなみに、その農家の方というのは、当方の発電所からは少し上流側にお住まいである。
当方の発電所の北側(沿道の南側)には、彼の田んぼが一枚あるので、まぁ利害関係者と言えなくもないのは確かだ。
なぜその方が他の農家のことを心配して当方に苦情を申し立てするのかは良く分からないが(下流の農家の方々に筆者に何とかするよう言ってと頼まれた?)、とにかくコトを荒立てずに穏便に済ませたいので、大人しく言うことを聞く方が良さげだった。
集水桝がズレたのが当方の発電所の造成工事であるという確証は無いのだが、その農家の方曰く、
集水桝の下側(当方の発電所側)の土を工事業者が全部取ってしまったから、集水桝がズレたんだよ。お宅の発電所が出来るまではそんなズレは無かった。
と追求されたら、筆者としては反論のしようが無いのだった。
削り取られた土砂の代わりに、ブロックや砂利、砂を置く
そんな訳で、昨日の午前中に呉の7号基に立ち寄ってメンテナンス作業をちょっと行ったあと、午後に用水路の修復工事に取り掛かったのである。
修復工事の方針は、概ね以下のような感じ:
- 桝がこれ以上ズレないよう、コンクリートブロックや砂利、砂で支える
- コンクリートブロックは一部を地面に埋める等して、簡単にズレないようにする
- ブロックとブロックはセメントで固定
- 用水路と集水桝の間のひび割れは、セメントで塞ぐ
ということで、スコップで土を掘ったり、砂を盛ってブロックの土台を作ったりといった作業を行い、まず一番下のブロックを置く。土手の斜面に対してある程度水平にしてブロックを置かないと崩れ落ちてしまう恐れがあるので、この辺の作業は丁寧に行わなければならない。
集水桝に接してブロックを置き、その下(手前)側にも同じようにほぼ水平を確保してからもう一つブロックを置く。
さらにその下側は少し土を掘ってブロックを縦に置き、抑えとして機能させる。
さらに、その下側にまたブロック…と言う形で10個のブロックを五段にして置き、それぞれのブロックの間はセメントで固定する。
最後に、これらのブロックの周りを砂利や砂で埋めて、ブロックの部分が崩れたり壊れたりしないようにする、という段取りである。
この日は砂を一袋しか買わなかったため、ブロックを覆うほど敷き詰めることができなかった。
翌日、7~8袋ほどの左官砂と砂利を買ってきて、ブロックの周囲を固める予定である。なお、砂や砂利は、最寄りのホームセンターでは25kgで土のう袋に入れて販売されている。
セメントを使う工事は初めてではないものの…
黙々とこのような作業を行いつつ、筆者は自問していた:
米国の大学院で修士号まで取って、なんで俺はこんな土方みたいな作業やってるんだろう…?
こんなことを考えても仕方ないし、土方という職業を貶す訳でもけっしてないのだが、そう思わずにはいられなかったのも確かである。
そうこうするうちに、なんとかブロックを積み上げて造成工事以前の土手に相当する部分を作り上げたので、残りのセメントで集水桝のヒビ割れを埋める作業に入る。セメントは速乾性なので、固まってしまう前に使い切る必要がある。
ちなみに筆者がセメントを使うのは、今回が初めてではない。
これまでにも、7号基でフェンスの設置やオフグリッド電源の架台作りなどでセメントを使った経験が既にあるからだ。
いずれも必要に迫られてのセメント工事ではあるのだが、これまでの工事は作業していても苦を感じる訳でもなく、むしろ楽しみながら作業を行っていた。
しかし、今回のような作業はどちらかと言えば後ろ向きで、正直言って気が重かった。
とは言え、しない訳には行かないので、とにかく工事をしたということである。
話が逸れた。本題に戻ろう。
ひび割れの修復、水に濡れてもセメントは固まるか?
ひび割れの修復、作業自体はそれほど難しいものでも無いのだが、この用水路は水がチョロチョロと流れている。水が出てくる穴をボロ布で塞いでみたが、しばらく経つと水がしみ出してきてしまう。
結局、セメントでヒビを埋めた後、ほどなくして水が流れてきて濡れてしまった。
本来なら、養生をするなどしてセメントが乾くまで水など付かないようにしなければならないのだが、今回はどうしようもない。
もう少し時間的な余裕があれば、用水路の穴を塞ぐ栓を用意するところだったかもしれないが、そこまでする気力が無かったのが率直な所だ。
ともかく、可能な範囲ですべきこと、出来ることは全て行った。水に濡れた部分がどうなるか心許ないが、夜が明けてからどうなったか確認することにして、撤収した。砂利も7~8袋位買ってこなければ…
あとがき:新型コロナを恨みつつ
作業が終わると、もう夕食の時間である。
ホテルに向かう前にどこかで夕食を取ろうと思ったが、時計の針はもう午後7時を回っている。「これでは…… もう間に合わないか?」
広島と岡山は、新型コロナウイルスの感染者が急増してしまったため、16日より非常事態宣言が発出されている。このため、すべての飲食店で営業時間が午後8時までとなっており、ラストオーダーも7時半、といった状況になっているのだった。
実は一昨日も作業を終えてから近くのラーメン屋に行ってみると、7時半を少し過ぎてしまっていたため店の中に入るなり、「今日はもう終わりです。すみません…」と申し訳なさそうに店主に言われたばかりだ。
仕方なく、その晩はスーパーマーケットで適当に弁当の類を買い食いして凌いだ。昨晩は、時間に余裕があったので、なんとか店で食べることができたが、今晩は微妙…
ギリギリの時間に行って間に合わず、スゴスゴと引き下がるのも嫌だったので、今晩は諦めてホテルの近くにあるスーパーマーケットに直接行くことにして、クルマを走らせた。
すると、目当てのスーパーの少し手前でまだ営業中のお好み焼き屋を発見!
実は、昼食にいつも行きつけのお好み焼き屋に行ってみると、そこは営業を取りやめており今月末まで休業だった。という訳で、夕食でリターンマッチが出来るなら、願ったり叶ったり、ということで、急いでクルマを停めて店内へと滑り込んだ。
お一人様なのでカウンター席へ案内され、座るやいなや、鉄板の向こうのお兄さんから「7時半でラストオーダーです」と釘を刺される。分かってるって!
そんなこんなで、広島風お好み焼きを一つ注文し、焼き上がるまで一息つく。
ほどなく、焼き上がった筆者のお好み焼きが目の前に出てきた。食べやすいようにカットしてもらって、一切れずつパクつく。
この店は初めてだが、なかなか美味い。新型コロナで気分が滅入ることばかりだが、前向きに考えれば、このような新たな味わいの発見というプラスの面もあるのだ。
ただ、差し引きするとやはりトータルではマイナスと言わざるを得ないだろう。
正直、やり場のない憤りがこみ上げることもある。もちろん、筆者だけではないし、飲食店やホテル・旅館などの業界では、仕事を失ってしまった方々も沢山いることだろう。
そういう意味では、筆者が気分を害していることなど、贅沢な悩みなのかもしれない。
ただ、今回の新型コロナウイルスについては、実は「やり場のない憤り」ではなく、本来であれば筆者の(いや、すべての人の)憤りは、例えばビル・ゲイツに向けられなければならない。
筆者が何を言っているのか分からないと言う方は、「ビル・ゲイツ ワクチン」または「ビル・ゲイツ 人口削減計画」でググってみて欲しい。あるいは、YouTubeで、「アングロサクソン・ミッション」と言う動画を是非見てみて欲しい。
信じる信じないはそれぞれの自由、勝手だが、少なくとも新型コロナウイルスが純粋に自然発生したウイルスではなく、遺伝子操作によって人工的に創り出されたものであるのは、ほぼ確定的と言われている(もちろん、こんなことが一般のマスメディアで報じられることなどけっして無い)。
新型コロナウイルスがどのような経路や経緯で出てきたのか、未だに詳細は明らかではないが、巷で「プランデミック(plandemic=plan+pandemic))」、あるいは「プロパガンデミック(propagandemic=propaganda+pandemic)」等と呼ばれることもあるのは、そういうことである。
だから、筆者は自分から率先して新型コロナウイルスのワクチン接種を受けるつもりなど微塵もない。
一方、天真爛漫にワクチン接種の予約などいそいそとされている羊のような方々も少なくない昨今、情報弱者かどうかが生死の境を決めることになる、ワクチンパスポート無しでは旅行も出来なくなるかも…と、日々刻々と進行するディストピア化に少々暗鬱たる気分になる今日この頃である。
コメント