(Qセルズ・パネルの製造工場は? の続き)
ハンファQセルズの太陽光発電パネル(モジュール)は、ハンファソーラーの工場で行っているとの事を確認した。「ん?じゃあ、やっぱり噂通りで、Qセルズの工場で製造されたものじゃないのか!?」と思いきや、実はそう簡単な話ではなかったのである。
つまり、ハンファグループによるQセルズの買収以前から、太陽電池セルの生産量に比べてモジュールの生産キャパシティが小さく、Qセルズがモジュール工程を外部委託する割合が元々高かったのだが、実はハンファソーラーがQセルズ向けの専用ラインを設けてQセルズのOEM製造の大半を請け負っていたということなのである。
うーむ、なるほど~。これでなぜ、ハンファグループがQセルズの買収に名乗りを上げたのかが良く分かった。元々、ハンファがQセルズのモジュール工程を請け負っていたからなのだ。
これなら、資本関係の変更だけだから、ほとんど手間や費用もかけずにM&Aが出来るし、どちらも太陽光発電モジュール事業を既に行っていたのだから、まったく異業種からの新規事業参入ということもなく、事業リスクも低い。
よって、Q.PEAKはドイツ、Q.PROの最終生産国は中国となるとのことである。
うーむ、モジュールの組み立て工程とは言えQセルズもやはり中国に製造拠点を持っていたのだ。
なお、Q.PROのEU製もあるが、ワット当たりコストが10円(=kW当たりなら1万円)上がり、数量と納期の対応に制限があるとのことだ。筆者としては、そんなにコストアップになるのであれば、もちろん欧州製にこだわる理由など全くない。
2. Qセルズ・ソーラーパネルの納期
納期については、受注後3カ月が目安だということだ。ただし、多少の短縮は可能らしい。
ということで、Qセルズの太陽光発電パネルがどこで製造されるかは分かったし、筆者が聞いていた噂に関する真相も分かった。
噂は半分本当だったとも言えるが、ハンファソーラーが元々QセルズのOEM生産を専用ラインで請け負っていたということを考えると、最終製品のパネルにQセルズのロゴが入っている限り、それにも何ら問題は無かったということになる。
…というようなことをウダウダと考えていたのだが、Qセルズのパネルが品薄で元々見積りの際に聞いていた255WのQ.Pro-G3が不足し、260Wの少し高いパネル(単結晶のQ.PEAK 260?)になるとの連絡も見積と同時に頂いていたことに気が付いた。
もう一度、kW単価やペイバック期間を確認してみると… やはり50kWだけのパフォーマンスより少し悪い結果が出たw。orz
ルクサーの時と同じで、これではパネルを50kWより増やして入れる意味がなくなる。
やはり50kWだけにして余った土地は遊ばせておけ、という天の啓示か…
値引き交渉に応じてはくれる訳だが、どれ位値引きがあるだろうか。
交渉の結果如何では、やはり50kWだけで良いという結論に落ち着くのかも…
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