(岡山・プチソーラー探訪(1)の続き)
時が経つのは早い。
先週(12/1)の日曜にYさんのプチソーラー発電所を訪れてから早くも1週間。
今回の一連の岡山プチソーラー探訪記も早く書き上げたい所である。
ということで、早速本題に入ろう。
集合住宅の屋根上に設置された14.3kW太陽光発電システムの後に見せて頂いたのは、野立ての太陽光発電所である。
中国アップソーラーのパネルとオムロンKP55Mパワコンを採用
出力は約44kW。費用対効果や品質を総合的に検討した結果、太陽光発電パネルとして中国アップソーラー社製を採用したとY嬢。
パネルの設置傾斜角は10度と、パネル枚数を優先して出力を増やす戦略。
パワーコンディショナーは国産のオムロンKP55M・AICOT。
停電時などの単独運転防止機能付きのパワコンである。
以前、国産のパワコンでは田淵電機製が多かったように思うが、オムロン製でのシステムを見る事も増えてきたように思う。
(ちなみに筆者のシステムでも、Qセルズの多結晶ソーラーパネルとのセットでオムロンのAICOTパワコンを採用予定。)
タキゲン社製の単管打ち込み基礎+単管パイプ架台を採用
そして架台には、タキゲン社製の単管打ち込みの基礎+単管パイプ架台を採用。
タキゲンの単管パイプ架台については筆者もネットで見て知っていたが、実物を見たのは今回が初めてである。
地上高はかなり低めであり、浅い傾斜角とあいまって台風などに対して有利かと思われる。
昨年より産業用太陽光発電事業を始めるにあたって、Yさんも相当に勉強したという。
特に、最初の一基を建てるまでは、ソーラーパネルの設置角度やソーラーパネル・アレイの設置間隔などで影が出来ないように等、相当に気になったそうだ。
ただ、野立てで一基を設置してみて、ほぼ予想通りの売電が出来るようになってみてからは影などもあまり気にならなくなり、次の発電所をやりたくなった、と話してくれた。
「フェンスがちょっと格好悪いの(笑)」
と言い訳をされ、どちらかと言えば「癒し系」という感じのYさん。
だが、ピッピさんと同様に不動産業からの産業用太陽光発電事業参入、しかもしっかりと売電価格42円/kWhでの売電開始ということで、Yさんのファイナンシャル・リテラシーや行動力から彼女が決してただ者ではないと感じた次第。
(続く)
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