太陽王子の起業成功事例から考えたこと

太陽王子の太陽光発電ビジネス・セミナー

太陽光発電ムラ・新潟合宿セミナーのトリは、もちろん太陽王子である。

これまでにも、彼の講演は何度か聞いていたが、この合宿でのセッションはその集大成とも言える内容だった。

講演の前半は、太陽王子が独立起業する前後から現在に至るまでの経緯にもふれていたのだが、北海道・帯広の太陽光発電用地取得やシミュレーションツール「PVSyst」などで小さな失敗はしつつも、やがては時流に乗り太陽光発電での事業を軌道に乗せるまでの一部始終をさらっと紹介していた。

8桁稼いだと言っても、九州電力ショック以降の固定価格買取制度(FIT)の改訂などもあり、安泰で楽して儲かる事業だなどとは彼自身まだ思っていないだろう。ただ、日々自身が好きな太陽光発電のことに打ち込み、欧州や中東、アジアと世界中を飛び回る彼の自由奔放な生き方は率直に羨ましく思う。

筆者も以前、米国西海岸を拠点としていた時に会社勤めとはいえマーケティングの仕事で同様に米国、欧州、アジアを飛び回っていた時期があり、そういった働き方が嫌いではなかったのだが、日本に帰ってきてどこかでボタンの掛け違いがあり現在に至っているw。

それ以来ずっと再起を期しており、筆者にとっては太陽光発電事業もそういった活動の一環なのである。

ただ、固定価格買取制度が大幅に見直されることは、やはり織り込んで考えていかなくてはならないし、太陽王子の講演でも触れられていたように2年後には電力自由化が実現する。この大きな変化を自分のために活かせるかどうか。活かせるとすれば、どうしたら活かせるか。

個人的には、FITを活用した売電(太陽光発電の2号基、3号基…)をまだ狙いつつも、オフグリッドの太陽光発電を何とかしてビジネスの種にして行けないかと考えている。

なぜなら、オフグリッドでなら、太陽光発電(または太陽光以外の再生可能エネルギー)の普及と電力会社からの卒業、つまり脱原発に向けた強力なメッセージづくりが行えるからだ。

売電も良いのだが、田中優さんが指摘するように系統連系というのは電力会社に依存することでもある。もしオフグリッドで食べていけるのであれば、筆者にとってそれ以上理想的なビジネスは他に無いと考えている。例えば、ESCOのような成功報酬型の省エネのビジネスモデルとオフグリッドを組み合わせるとか。

筆者と同様に原発に反対だから、東電や関電、中部電力にカネを落とすのを止めたいと考える人はかなりいるのではないだろうか?

太陽王子のセミナー内容からはやや逸れたが、筆者の今後の方向性を考えるうえでも彼の講演が大変示唆に富むものであったことは間違いない。

(続く)

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