「預金封鎖」対策として太陽光発電は有効か

“公共放送”が、預金封鎖をいま放送する意味

三日ほど前、2/16の晩にNHKが「預金封鎖」という特集番組を放送した。
その内容や意味するところの詳細については、まず以下のブログをご確認頂きたい:

この番組、筆者もチラッとだが見た。確かに、なぜ犬HKが預金封鎖に言及するような番組をいま放送しているのか?と感じた。アリバイ作り? そうかもしれない。

上述のブログでは、預金封鎖の対策として「交換価値の残るものは、金属硬貨、強い酒類、主食、石油である」と主張している。筆者は太陽光発電パネルにも経済価値、交換価値が残るのではと思っている。

少なくとも、紙屑になった日本銀行券よりも、ほぼ無尽蔵の太陽光から電気エネルギーを創り出せる太陽電池の方が価値が高いことは誰にでも明らかだろう。ソーラーシェアリングなら、電気と食糧の二つの生産手段を確保できる訳で、これも貴重な資産価値になるに違いない。

もしかしたら、多少の価値どころではないかもしれない。というのも、円の価値が暴落して天然ガスや石炭を海外から輸入できなくなったら、ほとんどの火力発電がストップするからだ。そうすると、電力会社が持つ水力発電所やその他のバイオマス、地熱などと同様に我々の保有する太陽光発電にはものすごい価値が出るかもしれない。

また原油の輸入も非常に困難になるから、原油を精製してガソリンや軽油を生産することも出来なくなる。

ということは、ガソリン車やバス、トラックの大半が路上から姿を消し、BDFを使うディーゼル車やエタノール車が内燃機関のクルマとしてわずかに残るのと同時に、それまでに電気自動車(EV)に乗り換えた(そして、多分、自宅に10kW以上の太陽光発電システムを設置している)人以外はクルマの運転も出来なくなるだろう。

だから、そのような経済破たんといった有事に備えるという意味でも、いま太陽光発電に力を入れている。

預金封鎖が行われる可能性はどれ位あるか

え?、預金封鎖なんて起きる訳がないって? 

確かに預金封鎖などというものが小心者の杞憂に終われば、それに越したことはないと筆者ももちろん思う。しかし、預金封鎖の可能性がゼロではない(しかもかなり高い?)以上、その有事に備えても良いと考える。今年から施行されることが決まっているマイナンバー制(=国民総背番号制)も預金封鎖を行うための布石だという見方がある。

実際に、終戦直後の日本で預金封鎖は財産税や新円切り替えと共に執行されたことがある。

また、近年でも南米のブラジルやアルゼンチン、ウルグアイ、欧州のキプロスで預金封鎖が行われた例がある。つい最近では、経済危機にあるギリシャで預金封鎖が行われるのではという観測があったが、国際通貨基金や欧州連合との協議の結果、ギリシャが財政支援を受ける引き換えに緊縮財政を受け入れたので、当面の預金封鎖の可能性は遠のいたようだ。

ところで、上述の部分で「石油には交換価値が残る」という箇所を元ブログから引用したが、その少し下に「食料と石油の輸入が不可能になる」という言及もある。

ということは、やはり石油を貯め込んでいても問題の解決にはならない訳で、太陽光など再生可能エネルギーを少しでも増やしておくこと、食糧の自給が可能な農地を維持し耕作を継続することが、預金封鎖や財政破綻の際の経済安全保障に繋がる可能性が高いと言えるのではないだろうか。

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コメント

  1. 蛇野 より:

    おはようございます。
    預金封鎖にならないことを祈りたいですね。
    売電代金は、銀行振り込みなのでこうなると引き出せません。
    価格も固定価格なので、どうなるのでしょうか?
    インフレ条項発動で救済されるのであれば、発電所は預金などよりもはるかに有利だと思います。

  2. bigfield より:

    蛇野様、

    コメントありがとうございます。
    私も預金封鎖にならないことを祈っておりますが、こればっかりは個人のレベルではどうしようもありませんので…

    ただ、預金の全額が引き出せないと言う訳ではないようです。月に何万円までは可能とか?

    ご指摘のインフレ条項発動が唯一の頼みの綱ということにはなりますね。これが無ければ、確かに現金・預金とあまり変わらないかもしれません。

    それでも、紙屑よりはエネルギーを創り出す実物資産の方が、経済的価値は高いだろうと思いますが。