ソーラーシェアリングがいま注目を集めている。
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産業用太陽光発電における話題としては、これまでメガソーラーなど大規模なものが中心だったが、ソーラーシェアリングでは50kW未満のプチソーラーもかなり増えるのではと思う。
ただ、個人的にはソーラーシェアリングも電気自動車や燃料電池と同様にやや話題が先行しすぎているかも、とも感じている。
その理由は、農地法などの規制がまだまだ厳しいためだ。とはいえ、農林水産省の規制緩和では、農地でのソーラーシェアリング実施に対しては手続き等がかなり簡素化されたようではある。
それでも、太陽王子が新潟で手がけているソーラーシェアリングの話等を読んでいても、一般的なプチソーラーに比べると書類申請や手続きだけで相当に骨が折れそうな感じだ。
筆者が岡山で先日お会いした施工業者H社のSさんは、ソーラーシェアリングについて「書類申請がこんなになって大変」と親指と人差し指で10センチほどの幅で表現していたことを思い出す。
(これについては便法があるそうだ。ここでは書き辛いので、知りたい方は個別に連絡を頂ければお伝えします。別にそれほど大したノウハウというほどのことでもないですが。)
実は、筆者も九州の郷里に近い場所の土地物件を探す中で農地(耕作放棄地)にもあたったのだが、農地法の制限では現在農家では無いサラリーマンが農地を先に取得することすら困難なのである。現在作物を作っている農地ならともかく、耕作放棄地でも同じなのだ。
そんな経緯もあり、サラリーマンにとっては手続きや規制などで敷居が高すぎるので優先順位から考えると、一般的なプチソーラーをまず稼動させる方が得策というのが筆者の目下の結論である。
ただ、地産地消による安全な食とエネルギーを両立できるソーラーシェアリング、いずれは、いや出来るだけ早いうちに、手がけてみたいと思っている。
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