SMAパワコンの遠隔監視システム「Web Connect」を設定
鹿嶋市の当方太陽光発電所3号基で遠隔監視システム「Web Connect」の設定を完了した。
SMAのパワコンは、当方では鹿嶋市内の2ヵ所(3号基および5号基)で採用している。
いずれもソーラーパネルはSolarWorldの260W×300枚、パワコンは Sunny Tripower 9.9kW×5台と同一構成。それぞれ2017年3月、2018年11月に連系・売電を開始し、これまでに故障などはなく安定して稼働している。
SMAのパワコン延長保証などには加入していない。
3号基の方は、昨年の11月に遠隔監視システムの設定作業でつまづき、途中までで中断したままで運転していたところ、先月中旬頃にブレーカーが落ちるなどでダウンしてしまって発電していなかったことが最近判明。慌てて復旧に駆け付けると同時に、設定作業を再開し今回は完了させたのである。
SMAパワコンの登録には、パスワードが必要となる場合がある
途中でつまづいたというのは、パワコンをSMAの遠隔監視システム用ポータルサイト「Sunny Portal」で登録する際に、各パワコン右上側面に貼ってあるラベルに記載のPICとRIDに加えて、パスワードの入力を求められ、そのパスワードが分からずそこで断念していたのだ。ちなみに、先にSUNNY PORTALへの登録を行った5号基では、設定の際にパスワードを求められず、PICとRIDの入力だけで遠隔監視の設定が完了していた(どのような場合にパスワードが必要となるのかは不明)。
最近、SMAのサポートに問い合わせたところ、パワコンのシリアル番号に紐づけ(出荷時に初期設定)されているパスワードを3号基の5台各々について教えてもらい、今回はそのパスワードを入力することで遠隔監視の設定作業が無事に完了した。また、今回もパワコン5台の内、1台はパスワードなしで登録された。
昨年11月にすぐ聞いておけば、ン万円の売電損失も発生させずに済んだのだが、痛い目に遭わないとすぐ怠ける筆者の自業自得である。
SMAパワコンの遠隔監視システム設定作業が完了し、本日の発電電力量は下図のような感じ。
本日の茨城県鹿嶋市の天気は、晴れ間もあったものの曇りがちだったため正午頃にピークで49kW位までは発電していたが、それ以外はあまり発電量が多くなかった。
監視カメラも同時に設置、売電量と発電所の様子をスマホで管理可能に
今回は遠隔監視システムの設定に加え、監視カメラも設置した。
この監視カメラはどちらかと言えば安物だが、太陽電池で電力を供給できるため電源が不要で、無線LANさえあれば発電所の様子をいつでもどこでもスマホで確認できるのがメリットである。せっかく遠隔監視システムのLTEルータに無線LAN機能も付いているので、使用しない手はないということで、今回同時に設置作業を行った。
このカメラは5号基と呉の7号基でも採用しており、取り付けや設定も勝手がよく分かっているので、それほど時間もかからずに作業が完了した。
これにより、3号基と5号基はいずれも発電電力量と発電所の概況の両方が遠隔監視可能となった。
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