筆者がマイ太陽光発電所のフェンス手配や(その顛末については、改めてご報告したい)、確定申告やらでジタバタしている間に、霞が関でもどうやら風雲急を告げつつある。
何のことかといえば、タイトルに書いたいわゆる「分譲型」太陽光発電の今後のことだ。
筆者自身、現在1号基の次の2号基で分譲型に関わる可能性があるのだが、それが次の情報より、どうも流動的になっていると言わざるを得ない状況だ:
経産省、土地・設備の確保ない設備認定を6カ月で取り消しへ、「分譲型」も制限 – メガソーラー – Tech-On!
詳しくは上述のニュース元を読んで頂きたいが、分譲型太陽光発電に関しては、要するに経済産業省がいよいよ問題だという認識を示し、今後は認めなくなる可能性が高くなったということである。
上記の記事中では、経産省の認識している問題はどちらかといえば、電力会社の都合やコスト上昇であり、それ以上の言及は無い。
しかし、太陽光発電ムラでは筆者も既に報じた通り、分譲型ソーラーでは欠陥工事や契約やおカネに絡む問題などが発生しており、投資家側でも投資機会であると同時に大きな懸念となっている。
経済産業省が乗り出してきて、みなし高圧となる分譲型太陽光発電はすべて潔く高圧連系にしなさい、という指導がなされれば、早ければこの2月末で〆切(一部、まだ設備認定が間に合うという噂もあるが…駄目元、設備認定にまだトライされる方は自己責任でどうぞ)となった低圧連係の発電所事案から適用される可能性がある。
もし経産省側がそこは大目に見たとしても、電力会社側が経産省の見解を盾に分譲案件に対しては突っぱねたり、何百万~何千万円という「断り見積り」みたいな連係工事費用の額を提示したり、といった態度に出ることも考えられるのではないだろうか。
いずれにしても、分譲型太陽光発電のビジネスが踊り場に来ていることは確かである。
筆者らが現在進めているプロジェクトでも、必要に応じて高圧のミドルソーラーとして進める検討もしなければならないと考えている。
もっとも筆者の場合、1号基が難産でまだ「生みの苦しみ」から脱してないので(苦笑)、複数の分譲になるか高圧1基になるかも含めて1号基が落ち着いてからになるのだが。。
コメント
はじめまして。
分譲型をチョボチョボやっているうちゃっぴです。
自分で作るとか土地の確保から何から何までかける労力が並大抵ではないことは知っているので、分譲型は助かります。
もちろんリスクあるのも前提なんですが、資金も引きやすいのでありがたい存在ですね。
でも、こうなると今売りだされているものがほぼ最後って感じになりかねない勢いになってきていると思います。
私としては、今年前半までに、36円でも40円(かなり高くなってきていて意味が無い??)でもいいですがさっさと買うものを買ってケリを付けて、後は安定方向に切り替えようと思っています。
数年後には消費税課税業者から免税は無理(1000万以上になりそうなので)ですが、簡易課税に切り替えようと思っています。
うちゃっぴ 様、
初めまして、コメントどうもありがとうございます。
リプライが大変遅れましたこと、ご容赦下さい。
分譲型太陽光発電のメリットについては、ご教示の通りですね。
確かに、今売り出し中のものが掃けてしまったら、分譲はそれで終りかもしれません。
ただ、本文にも書いたように、分譲に関しては本当にトラブルの元が多いので、ご購入においては問題のある物件や業者をご選択されないよう、くれぐれもご注意ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
bigfield拝