和歌山県の分譲ソーラー案件、kW単価は約40万円
新しい太陽光発電所が関西で分譲されるようだ。
フォトエナジーという会社の「エコビレッジ紀美野」という案件がそれ。
場所は和歌山県海草郡紀美野町という所で、関西方面からクルマで行けば数時間とアクセスは結構良いようだ。
ホームページの情報から見ると、太陽光発電所の規模的にはトータルで300kW程度のものを20k~27kの14区画ほどに分割して分譲するというもの。
太陽光パネルは、Hanwha Q.CELLS(ハンファQセルズ)製、パワコンはオムロン製と機材の選択は良さげ。ただ、土地の形状と太陽光パネルの配置の仕方を見ると、発電量を最適化するよりも分譲のし易さを優先させたようにも見える。
価格は800万円台~1100万円台ということなので、最小区画の20kWが800万円とすると、kW当たり単価では40万円/kWということになる。
この価格が高いか安いか。
利回りはまぁまぁ、現地や業者の確認後に投資判断を
発電シミュレーションに基づく試算では、年間売電予想金額が約91万円(24kWの場合)、20年間の予想売電総額が約1737万円と、利回りは少なくとも8~9%程度にはなりそう。
ということで、銀行に余裕資金を寝かせておいてほとんどゼロに近い利息で銀行を儲けさせるくらいなら、他の条件も考慮して問題なければこの分譲案件に投資するのも悪くは無いと思われる。
土地価格は坪単価が1万8000円とかなり高い(筆者が現在進めている案件でも1万2000円/坪)。自分で汗をかいてもっと安い土地を探すことが出来れば、価格的にはもう少し条件の良い太陽光発電所が出来そうな気もする。
ただ、筆者と同様に本業の仕事があると、なかなか全部の作業を自分だけで行うことは難しいので、割り切ってこういった分譲案件で手を打つというのはありかもしれない。
もっとも、太陽光発電所の分譲案件というのは、不動産のマンションの分譲にも似た所があり、どんな会社の案件か、管理や運営はしっかりしているか、等の面が価格と同じ位かそれ以上に重要なようである。
大切な資金を投下する前に、フォトエナジーと言う会社がどういう会社か、管理や運営はどのような頻度でどのような内容か、試算の発電量が本当に出そうか、など自分でも良く調べておく方がよさそうだ。
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