先の九州の土地探し、実はもう一つ伏線があった。
それは、大分県で実家の屋根を貸してもらうという話。
実家といっても、筆者自身の居場所はもう無くなってしまっているし、姉夫婦と両親の二世帯住宅となっている物件である。
筆者が太陽光発電を行っている、2基目をどこにするか探している…等と姉に話していた所、姉の方には何の金銭的な負担もなく屋根借り賃を払ってくれるなら、使っても良いという話になったのである。
ただ、この二世帯住宅の屋根は残念ながら南向きではなく、東西両面にそれぞれ傾斜がある切妻屋根である。したがって、東向きのソーラーパネルがフルに稼働するのは日の出から昼頃まで、西向きのパネルは昼頃から日没までと言う感じでの発電になるだろう。
しかも、一ヶ所に天窓が付いていて、そこを避けてソーラーパネルを設置しなければならない。
姉の家で実際に設計図も見せてもらい、その場でどれ位のパネルを載せられるか少し計算してみた。
産業用太陽光発電で全量買取の対象とするには、最低10kW分のパネルを屋根に載せる必要がある。
屋根の広さは10m×3mが2面で60㎡程度である。
一般的なスペックの多結晶シリコンの太陽光パネルだと、10kWは少々厳しいようだ。
パナソニックの「HIT」など少々コストが高いが発電効率も高いパネルを使えば、なんとか10kW行くかもしれない。ただ、南向きではない上に32円/kWhだと、この屋根上での太陽光発電はかなり厳しい感じがする。
屋根借り賃をあまり高い額に設定しなければやってみる価値はあるかもしれない。
いずれにしても、GOサインを出すにはNEDOの発電量データ等も使ってもう少し厳密なシミュレーションも一応行ってみたい。
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