3/8土曜日、午後の後半は、昨日に続いて筆者の太陽光発電所へ。
今回は施工会社S社の筆者担当営業S氏、それに彼の弟子の若い方(お名前を失念…)と一緒である。
パネルの配線などの工事は午前中で終わると昨日聞いていたので、その確認程度と、後は中国電力との連係について、S社の電気工事関連ご担当のOさんと現地で再度話をするのが主な目的だ。(フェンスに関しては本日手つかずだが、早めに手配をしなければ…)
営業のSさんと彼の弟子の若い方が、周辺にまた挨拶回り兼営業にいそいそと出陣したあと、先日電話ではお話ししていたO氏と立ち話で連係に関する話をさせて頂いた。
結果的に筆者の方が折れ、取りあえず現状のままで特に変更などは行わず進めてもらうことにした。少々口惜しい感もあるのだが、現行の法規制のままではとにかく電力事業者(地域独占の大手十社)が有利な立場にある以上、発電事業者側として切るカードは限られている。
また、一応中電側が特に異議を申し立てなかった通り、大きな出力抑制などが起きる可能性は低いようではあり、引込線の長さだけよりも周囲の電力需要の変動の方が出力抑制の要因としてはより大きなウェイトを持つようだからである。
しかも、筆者にとってはこの発電所が初めてのケースであり、引込線などの扱いに関して最初何もわからなかったことも大きい。今回の教訓の一つは、電線や電柱が近くにあるからといって、短い引込線で系統連系できるとは必ずしも限らないことだ。
一口に電柱と言っても、その電柱に乗っかっている機器は、単にトランス(変圧器)だけじゃないのである。
トランスのお化けみたいな、SVRもあれば、断路器(電力の接続や断絶を行うスイッチのようなもの)など色々な機器があり、何が上に乗っかっているかによって、我々のような発電所との系統連系の引込線をその電柱で接続できるかどうかが変わるのだ。
例えば、筆者の場合のように、下の写真のような「断路器」は駄目だそうだ:
断路器の開閉は自動ではなく手動なので、電柱の上を見ただけで分からない場合は、次の写真のような取ってがぶら下がっているかどうかを見てみればよい:
今回相当に勉強させて頂いたので、2号基を作る場合には、今回の「授業料」を「倍返し」で取り返すべく望みたいところである。
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