(「岡山・プチソーラー探訪(5)」の続き)
さて、このプチソーラー&メガソーラー探訪、夕暮れ時も近づき、最後は旭電業さんが倉敷市玉島乙島の港付近に保有する、出力531kWのミドルソーラー。
ここの特徴は、ソーラーパネルを縦長として2枚並べる設置の方法だろう。
このようなソーラーパネルのレイアウトもネットでたまに見かけるが、筆者が自身で目の当たりにするのはもちろん今回が初めてである。
ソーラーパネルの素性は…現場では分からなかったのだが、ダメ元でパネルの裏側のラベルの写真を撮ってみたのをパソコン上で拡大してみると「Astronergy」と書いてあった。
その文言でググってみると、確かにそのブランドで太陽光発電パネルの情報が出てきた。
一応、英語で表記されているサイトだが、見た事がないブランド名である。会社概要などを調べてみると、CHINTグループという中国のメーカーである事が分かった。
日本では光陽ホールディングスという会社がその中国企業と「光陽アストロ」という名の合弁企業を国内に設立して販売やサポートなどの事業を行っているようだ。
なので、今回筆者がYさんと見たこの発電所でもその合弁会社を経由して調達したソーラーパネルが使われていたのだろう。
架台は、CLENERGYというブランドのもので、少し太めのアルミか何かの金属柱の基礎の上にパネルを取り付けてある。
見た目にやや不安定なような感じもするのだが、もちろん強度計算はきちんと行っているのだろう。
この会社のサイトを見ると、プリアセンブル式とあるので、事前に組み立てておいて架台設置の工期を短縮できる種類のもののようだ。
出力の大きさといい、パネルの製造者や種別といい、メンテナンス状態といい、本当に様々な太陽光発電所を見学できた週末となった。
なお、今回3カ所を見学させて頂いたYさんご自身の太陽光発電所だが、高圧連係を含む4号基と5号基の計画も進行中とのことで、可能であればまた是非見学・取材させて頂きたいと思う。
Yさん、どうもありがとうございました。
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