このブログでは当方が太陽光発電により個人年金を構築する過程を読者の皆さんに報じていくというのが大きな趣旨の一つなのだが、その最初の段階がなかなかクリアできない。
つまり、太陽光発電向きの土地を入手または調達するというステップだ。
太陽光発電ムラのモニター会員の方々や、その他参考にさせてもらっているサイトなどを見ても、やはりこの土地探しで難航しているケースがかなり多いように見受けられる。
太陽光発電に向いた土地の条件というのは、一般的な不動産――それが一戸建てであれマンションであれ、または商業用物件であれ――とはかなり異なる。
しいて言えば、共通点として居住用物件と同様に南向きの日当たりが良いという条件がある程度だろうか。あと、集中豪雨に見舞われた際に洪水で水没するような地形の場所も居住用の土地と同様に避けるのは賢明ではある。
それ以外には、まず取得もしくは賃貸価格が安いこと、電柱や電線に近いことなどが重要なのだが、駅からの距離とか、生活のための利便性とか、そういうことはあまり関係がないと言う特性がある。
もちろん、自身で(または業者さんに委託して)ソーラーパネルのメンテナンスや草刈りやらといった作業を例えば月に一回やろうと思えば、自分の拠点から近い、またはアクセスし易いに越したことはない。
しかし、頻度的にそれほど便利でなくてもクルマでそれほど時間を掛けずに行ける距離であればあまり大きな問題ではないだろう。
しかし、利回りやペイバックタイム(PBT)を考えると、とにかく土地の取得コストには敏感にならざるを得ない。
逆にいくら安い土地でも、農地で作物を植える以外の目的に転用が出来なかったり、または電柱から遠いため系統連系するだけで何十万円も掛かったりするようでは太陽光発電向きの適地とは言えないのである。
LCCが就航している空港の近くなどの用地も考慮
ただでさえ難航する太陽光発電向きの土地探し。
それに当方がもう一つ付け加えている条件がある。それは、首都圏以西の土地であること。
その最大の理由は敏感な方には分かるだろうから、ここではあえて触れない。
分からないが、どうしても知りたいという方にはお教えしても良いですが…
自身も近い将来に西日本に移住(もともと出身も九州だし)するつもりもあるので、太陽光発電所も西日本にある方が都合が良いということもある。
西日本でも、故郷の九州・大分やその近辺だけにこだわるつもりはそれほどない。
(むしろ、家人が嫌がりそうなのが問題…)
ただ、仕事(自分+家人)など色々とシガラミがあり、すぐに荷物をまとめて移住!という訳にも恐らくいかないため、出来る限り関東との行き来が便利なことも条件にしたい。
例えば、飛行機で関東と往復する場合、従来の航空便しか無い地域だと費用が嵩んで往復の交通費だけでも馬鹿にならない。
そこで、筆者が注目しているのが、まずLCC(格安航空会社)の路線がある地域の空港である。
例えば、ジェットスター(Jetstar)の場合、成田空港から北は札幌、南西方向には、名古屋(中部国際空港/セントレア)、大阪(関西国際空港)、高松、松山、福岡、大分、鹿児島、沖縄の各空港に就航中である。
これらの地域の多くは、比較的日照率が高い地域でもあるので、発電所の候補地としても移住までの間に何度が行き来する事を考えると都合が良いのだ。
移住の予定を特に考えていない方でも、分譲ソーラーの物件を九州や西日本で探している場合には同様なメリットが感じられると思う。
同様に、全日空系列で関空が拠点のピーチ・アビエーションやバニラ・エア(旧エアアジア・ジャパン)、少々割高になるが従来の大手よりは安く九州方面の路線が充実しているソラシド、それにスカイマーク等、少しでも安く飛べる地域で太陽光発電所を考えている。
陸路なら、高速バスの路線が首都圏から出ている都市の周辺。
西日本でも、中国・四国地方まで東京との間に高速バス路線がかなりあるので、それらを利用すれば少々きついものの交通費はかなり抑えられる。
経費として計上できるとはいえ、太陽光発電で年金レベルの安定した収益が上がる前に費用ばかり掛かっていては本末転倒となるので、抜かりなく押さえておきたいポイントである。
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